デュエルマスターズ │大会レポート│ ZweiLance【デュエチューブリーグ後期-第3節-調整録】

ZweiLance(@ZweiLance)です。

今回は先日行われたデュエチューブリーグ後期第3節の振り返りと、実際に使用した『イレブンハック』こと【水闇ハイパーエナジー】についてお話しします。
個人的にもこれまでの中で一番力を入れて取り組んだ節であり、当日までに環境への解像度がかなり高まっていた体感がありました。

今回お話しする内容について、チームとしての方針も含まれますが一個人的な考察も多く含まれています。あらかじめご承知おきください。

本記事での振り返りが皆様の学びに繋がれば幸いです。

※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
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通販サイト(https://www.cardrush-dm.jp/)

・ルールについて

※「デュエチューブ-DM公式-」より

・最新弾『悪魔神、復活』のカードを各チームで合計30枚以上
・1回の対戦に2種類以上または4枚以上採用しなければならないルールで「オリジナル」フォーマット

ということで、デュエチューブリーグ(以下DTL)ではお馴染みのルールで行われました。

読者の皆様にはあまり馴染みのない形式だと思いますが、要するに「競技として真剣勝負をしてもらいつつも、興行として新弾の面白いカードを沢山使ってね!」という公式からのメッセージです。少なくとも我々チームSAGAとしてはそう解釈しています。

ただこの「競技」と「興行」のバランスが毎回本当に難しく、競技としての理論値ばかり追い求めては新弾を十分にPRできず視聴者を楽しませられませんし、一方でそもそも一定数勝たなくてはそれはそれでチームや選手として応援してもらいにくくもなります。大前提としてGPのような純粋な競技大会ではなく、視聴者やスポンサーあってこそのショーです。

なので「新弾をふんだんに使った強くて面白いデッキ」を理想として掲げ模索しつつ、そう上手くはいかない部分には折衷案を探す努力をしています。

余談ですが、筆者本来の競技者としての信条は「与えられたルールの中での理論値デッキを、人目など一切気にせず使う」くらいの尖り方をしており、非常に残念なことに「興行」的な思考が得意な脳をしていません。
競技者としては良いマインドなのですが、それ一辺倒ではこの企画にそぐわない。そんな訳で毎度そのバランスの難しさに、仲間とあれこれ言い合いながら葛藤しています(笑)

・サブリーダー戦について

※「デュエチューブ-DM公式-」より

・特別シールド戦
・『悪魔神、復活』を1BOX使用し、デッキを2個作成
・2試合でそれぞれ別のデッキを使用する

同じくRushProsであるおんそくさんが臨む本レギュレーションについても、微力ながら対策を考えていました。

「未発売のパックでシールド戦を行う」ということで、本来であれば事前練習ができないところでしたが、今年発売した別のパックの排出傾向から逆算することで、ある程度のシミュレーションは可能であると考えていました。

そこで今回は『デーモン・オブ・ハイパームーン』の開封結果をもとに、凡そのレアリティごとの排出率を計算し、新弾のカード名を割り当て、その結果をランダムに返してくるマクロをGASで構築し、想定されるパターンを大量に共有しました。精度としては98%くらいあったと思います。

結果的に当日のパック運にやや見放され勝利には繋がりませんでしたが、事前に構築やプレイの方向性を定められたとのことで、これはとても良い施策だったと思います(おんそくさん、大きなプレッシャーの中チームの為に頑張ってくれてありがとうございました!ナイスゲームでした!)。

・注目カードと事前評価

事前に公開され、特にDTLの環境に影響が大きいと判断したカードやパッケージをいくつか紹介します。
※☆の数は事前評価を5段階で表したものです

・《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》+《マーシャル・クイーン》 ☆☆☆☆☆

S・トリガーであり、リソースであり、あらゆるメタを越えられる。一目見て分かる現オリジナル環境王者、【光水闇マーシャル】の純正強化カードです。
同弾の《魔誕麗姫ピカドール》も採用圏内で、合わせて複数枚採用すれば今節のルールも楽々クリアできることから、間違いなく環境を定義することになるであろうカードだと事前に評価していました。

これにより今節に求められる強さのラインは【光水闇マーシャル】で、ここに対して最低限ゲームができるように、叶うなら少しでも勝ち越せるようにデッキを組む必要がありました。

「SAGA以外のどのチームにも多分1~2人【光水闇マーシャル】がいる…」
※後述しますが当チームの方針としては使用候補外でした

もちろん脅威ではあるものの、オリジナルとは異なり同時の対策が難しい【ファイアー・バード】まで見なくて良かったことは、後述する【水闇ハイパーエナジー】や【5cアカシックゾージア】を今節で肯定する大きな理由となりました。

・《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》+《「涅槃」の鬼 ゲドウ大権現》+《「飢餓」の鬼 バクロ大法師》☆☆

言わずと知れた今弾のトップレアで、オリジナル環境でも《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》単体で早速活躍を見せています。

一見すると出してすぐ殴りたくなるデザインですが、似たデザインの《CRYMAX ジャオウガ》とは異なり攻撃せずとも相手のリソースに大きく干渉できることから、一度召喚して貯めた後、続くターンにハイパーエナジー元となったクリーチャーと一緒に総攻撃、という使い方が主流であると予想しました。

一方で、その戦略は自らシールドを減らしつつも相手に干渉はしづらい【闇火邪王門】のような基盤とは若干相性が悪く、調整段階ではデッキ単位の地力が低いと判断しました。
仮想敵にとして真っ先に用意したものの勝率が伸び悩み、最後まで手応えを感じられませんでした。

この仮説自体は正解に近かったのですが、そもそもの《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》に対するアプローチが大幅にズレていたことが後に判明します。
結論として、その動きを最も正当化できるのが魔王軍が使っていたような水文明を入れた形でした。

まさに今流行りの【水闇火覇覇覇ジャオウガ】の原型ともなるものだった訳ですが、【水闇COMPLEX】が《DARK MATERIAL COMPLEX》の完成を待たずしてさっさとゲームを決められる、とイメージしてもらえるとその強さとコンセプトが分かりやすいかと思います。

しかしながら筆者は調整段階でそういったアプローチに至ることができず、仮想敵となる【光水闇マーシャル】への勝率も厳しく感じたことから、このカードの事前評価を大きく下げてしまうかたちとなりました。

「《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》を見た目の通り闇火2色のデッキに落とし込む」という固定観念から脱却できず、他のカラーリングに着目できなかったのは大きな反省点です。折角の強力なカードなのに、活かしきる柔軟性が足りませんでした。確かに言われてみれば”すげーCOMPLEX”ですね(笑)

・《剛撃聖霊シェバ・エリクシア》+《陽炎の精霊メルキウス》+《ヘブンズ・ゲート》 ☆☆

【光自然巨大天門】と【光水天門】にとっての大幅な強化です。
一方で、【光水闇マーシャル】が定義する環境とキルターンをかなり早めに設定していたこともあり、最終的にこのパッケージでは満足に追い付けないと考え評価を落としていました。

実際にこれらのパッケージを使用したチームはなかったものの、現オリジナル環境では《ミラクル・ホーリー・スパーク》を採用し【光水闇マーシャル】にも対抗しやすくなった新型の【光水天門】が着々と結果を残し始めています。
鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》×水文明同様、陽炎の精霊メルキウス》×《ミラクル・ホーリー・スパーク》のパッケージに事前に到達できていれば、もう少し評価を上げていたかもしれません。

これについても「《陽炎の精霊メルキウス》はただの優秀なリソースである」と、種族にまでフォーカスできなかったこと、そしてそれを活かす脳内の引き出しを持っていなかったこと、この2点が反省点です。ここが点と点で繋がらなかったことには、日々のインプット不足を感じました。

・《悪魔世界ワルドバロム》+VR魔法陣シリーズ ☆☆☆☆

VR魔法陣シリーズの汎用性が異常に高く、このカードたちと《悪魔世界ワルドバロム》や《魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断》を入れるだけで、いとも簡単に今節のルールでも新弾枠を15~20枚消費することができました。

このカードを試した時点で「【光水闇マーシャル】をフルパワーで持ち込むための人柱のようなデッキとして、各チームに何かしらの魔法陣マシマシデッキが存在する」という仮説に至ります。実際、形は違えど仮説に近い結果となりました。

人柱とは言ったものの一定の能動的な動きや受けは担保されており、「【光水闇マーシャル】のような枠の少ないエースデッキをしっかり勝たせつつ、自身も2-0、少なくとも1-1は狙えそう」くらいの体感で評価していました。
しかしながら、次に紹介するカードを試した時点でその評価が一変します。

・《魔誕の斬将オルゲイト》+《「特攻」の鬼 ヨミノ晴明-1.0》 ☆☆☆☆☆

実際に自分が使用した基盤のメインエンジンで、とにかく《「特攻」の鬼 ヨミノ晴明-1.0》が《ハンプティ・ルピア》級、いやタイミング次第ではそれ以上に強く、また《魔誕の斬将オルゲイト》も想像より簡単に3ターン目にプレイでき、そのマウント性能も圧倒的なものでした。

加えてこのデッキに関連するカードも新弾に非常に多く、

超暴淵 ボジャガイスト
フメンダ=マジェンダ
♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな
魂晶海嶺ポセイドライト
影邪盗霊
魔誕人形ランラン
才能人形アリミ
楽識妖蟲プレジール

このあたりはどれも採用圏内で、少し気を遣って組めば20枠を超えてしまう程のコストパフォーマンスでした。

もちろん《フメンダ=マジェンダ》よりは《霊淵 アガルーム=プルーフ》を採用したいですし、《才能人形アリミ》よりは《終止の時計 ザ・ミュート》を採用したい、みたいなデバフは起きてしまうのですが、「《天災 デドダム》を《Disジルコン》にする」みたいな極端な弱体化というより、「大きく動きは変わらないけど贅沢言えるなら変えたい」くらいのギリギリ許容できる差だったので、その気になれば枠を食いまくれるデッキと判断しました。

加えて前述の《悪魔世界ワルドバロム》+VR魔法陣シリーズのパッケージより、序盤からのマウント力・事実上のEX-WINの有無・《飛翔龍 5000VT》の有無等、明確に今回定義する高速環境に適応できており、「実は今回の人柱枠ってこっちか?」と認識が変わり始めました。

・環境定義

結論として、今節の理論値は【光水闇マーシャル】+【水闇ハイパーエナジー】+αではないか。
更に言うとこの+αが【光水闇マーシャル】2人目になる可能性も十分に考えられるとし、一旦”この2つのゲームレンジ速めのデッキに一定の勝率を見込めるかどうか”というところを軸に考えるのが一つのラインである、という仮説を立てました。

当日の結果として

・魔王軍
【光水闇マーシャル】【5cワルドバロム】【水闇火覇覇覇ジャオウガ】
・FTG
【光水闇マーシャル】【水闇ハイパーエナジー(XENARACH型)】【ガイアハザード退化】

という持ち込みでした。

【光水闇マーシャル】をドンピシャで当てられたのは良かったですが、魔王軍が《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》を環境レベルのデッキに仕上げてきたことには非常に驚かされました。

他の部分については読み切れないというか、読みはどこまでいっても読みでしかないので、半分当たりということでまずまずだったのかなと思います。
「【光水闇マーシャル】と戦えるようにする」という前提が外れていなかったのは大きかったです。

一方で、これだけ今節における【光水闇マーシャル】の評価が高いとしつつも、チームとしては使用を見送っています。
単純に「絵的にあまり映えない可能性が高い」と思ったところもありますが、「【光水闇マーシャル】の最速ムーブ以外には戦えるデッキ」が十分組めると考えていたことと、また他チームの別デッキも【光水闇マーシャル】を意識したデッキ構築にすると考えていたことが大きかったです。【光水闇マーシャル】の同士討ちは何より不毛ですしね。

・ZweiLance使用デッキ【水闇ハイパーエナジー】

水闇ハイパーエナジー
デッキリスト
4 x 《バブル・ボール
4 x 《ツイン・シックス
4 x 《終止の時計 ザ・ミュート
4 x 《AQvibrato
4 x 《魔誕の斬将オルゲイト
4 x 《「特攻」の鬼 ヨミノ晴明-1.0
4 x 《飛翔龍 5000VT
3 x 《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな
3 x 《霊淵 ゴツンマ=ダンマ
3 x 《霊淵 アガルーム=プルーフ
2 x 《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン
1 x 《サイバー・J・イレブン

前述した《魔誕の斬将オルゲイト》+《「特攻」の鬼 ヨミノ晴明-1.0》でゲームのテンポを掴みつつ、《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》から《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》等を蘇生し、この時点で追加ターンが発生しほぼ勝ちの状況ですが、必要に応じて《サイバー・J・イレブン》によるEX-WINも狙えるコンボデッキです。
「水闇のコンボデッキなら任せて欲しい」と率先して立候補しました。

受けも《終止の時計 ザ・ミュート》で一定数は確保しつつ、最悪雑にビートダウンしてもゴリ押せるだけの火力がありました。

仮想敵に【光水闇マーシャル】と同型戦を定義したことから、《飛翔龍 5000VT》を最大枚数採用し、《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》をプレイできる5ターン目に確実に繋ぐのがコンセプトになります。
特に同型戦では《魔誕の斬将オルゲイト》下での《飛翔龍 5000VT》が両者に効果をかけることから、熾烈な《飛翔龍 5000VT》の投げ合いを強いられるため、枚数がものを言う少し変わったゲームでした。突き詰めると先攻有利とは言え1ミスで簡単に捲られるため、多分50試合ほど練習したのですが、当日お見せできなかったのは少し残念です。

最大の特徴として《超暴淵 ボジャガイスト》や《死神覇王 ブラックXENARCH》といった墓地利用するカードを一切採用しておらず、それに伴い初動も《戦略のD・H アツト》から《AQvibrato》にしています。

死神覇王 ブラックXENARCH》自体は当然強力なカードなのですが、最序盤から上手く絡まなかった時に妨害が手遅れになったり、《戦略のD・H アツト》の多色が嵩張ったり、着地後のリソース回復にテンポロスをするシーンが目立ち、上手く使うにはこのカードにデッキ全体を寄せていく必要性を強く感じました。

加えて、折角《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》さえプレイできれば勝てるデッキなので、増やした盤面を更地にしてしまうことにも大きな矛盾とリスクを感じました。
であれば、はなからそのリスクを放棄し単色である《AQvibrato》と墓地に依存しないカードでデッキをまとめることで、本来の「ハイパーエナジー」の線を太く再現することができると考え、このような構築にまとまりました。

デッキ全体のコストやメタ効果がいずれも「5ターン目を迎える」ことに役割分担しつつ向かっており、特にサブプランとして採用した《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》はそのテンポ獲得に大きく貢献してくれました(このアドバイスはおんそくさんに頂きました。ありがとうございます!)

戦える範囲で少しお安めの構築も考えてみたので、折角なのでそちらもあわせて紹介します。

※元のデッキリストより
out 《飛翔龍 5000VT》×2
in 《CRYMAX ジャオウガ》、《爆藍月 スケルハンター》×1

CRYMAX ジャオウガ》は《ツイン・シックス》で軽減が入るため5~6ターン目に着地する他、《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》から出せる強力なフィニッシャーでもあります。

他にも、サイバー・J・イレブン》や《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》がどうしてもシールドに落ちてしまった際に、一度《CRYMAX ジャオウガ》でシールドを焼き公開領域を増やして…なんてこともできますね。

・マイケル使用デッキ【アカシックゾージア】

アカシックゾージア
デッキリスト
4 x 《Disコットン&Disケラサス
4 x 《邪眼の魔法陣
3 x 《邪尾の魔法陣
4 x 《邪爪の魔法陣
3 x 《魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断
2 x 《聖魔連結王 ドルファディロム
3 x 《漢気の2号 ボスカツ
4 x 《頂上連結 ロッド・ゾージア5th
4 x 《アカシック・ファイナル
4 x 《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー
2 x 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」
2 x 《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ
1 x 《時の法皇 ミラダンテXⅡ

前述したVR魔法陣シリーズで足回りを固めつつ、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》と《アカシック・ファイナル》の効果を絶やさない強力なミッドレンジを可能にした、見た目以上に火力と対応力の高いデッキです。

デッキリスト自体はFTGのフェアリー選手がかつて動画で紹介していた基盤を流用しており、元はVR魔法陣シリーズの枠が《Volzeos-Balamord》だったため、理想とする動きの再現性が大幅に向上しています。

特に《漢気の2号 ボスカツ》がキーカードで、鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》や《聖魔連結王 ドルファディロム》を踏み倒せばそのままゲームを終わらせることも可能です。
また、《Disコットン&Disケラサス》1枚からハイパーエナジーで《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》に繋がるのも非常に強力でした。

魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断》もハンデス効果で相手のリソースを奪うのみならず、序盤に埋めたキーカードのマナ回収やリソースの拡張、追加条件達成で全ての効果が起動することも珍しくありません。

器用に殴るマイケルさんらしいデッキでもあり、新弾のPRや地力も申し分ない事から使用に踏み切りました。そしてチームとしてはこの時点で新弾枠を27枚消費しています。

・リキセキタクジン使用デッキ【光火自然ドリームメイト】

光火自然ドリームメイト
デッキリスト
4 x 《お目覚めメイ様
4 x 《配膳犬のトレス
4 x 《森夢のイザナイ メイ様
4 x 《激烈元気モーニンジョー
4 x 《料理猫のプワソン
2 x 《魔誕幻獣ボンメェ
3 x 《ピザスターのアンティハムト
3 x 《料理長のラビシェフ
3 x 《キャディ・ビートル
3 x 《トレジャー・マップ
2 x 《料理犬のヴィヤンドゥ
2 x 《金天使 クローネ・ゴルギーニ
1 x 《お騒がせチューザ
1 x 《プリンセス・パーティ~シラハの絆~

リキセキタクジン選手本人が最も推しているデッキで、自分とマイケル選手が無理せず新弾枠を消費できたことから、「極論何使っても良い」ということでGOサインを出したデッキとなります。
他チームにとっての【光水闇マーシャル】のようなエースデッキ枠で、圧倒的なアンフェア性能と対応力の高さから、かなり期待していた枠でした。

特に新弾を使った新デッキに対して、《キャディ・ビートル》のメタ性能と《お目覚めメイ様》による殴らないフィニッシュが非常に強力と判っていたことと、【光水闇マーシャル】に対しても《お騒がせチューザ》でマウントを取れることから全勝も見えていましたが、色々と噛み合わず残念な結果となってしまいました。

今回採用されている《魔誕幻獣ボンメェ》については実は純粋な強化で、今まで《料理犬のヴィヤンドゥ》で行っていた相手依存のマナ加速を能動的に行えるようになったこと、またドリームメイトのカードで厄介なメタクリーチャーに簡単に触れるようになったことは、相当革新的なアップデートでした。

金天使 クローネ・ゴルギーニ》についても実質1マナで攻撃先を作りつつ、《森夢のイザナイ メイ様》を攻撃せずにタップさせられる優れもので、このデッキに限らずどこかでまた注目されるかもしれませんね。

・おわりに

ZweiLance目線でDTLの裏側を語るのは初の試みだったと思いますが、いかがだったでしょうか。

マインドから取り組みまで普段の競技の調整とはまるで異なり、そこにチームをまとめる大変さも加わり、難しくもありつつやりがいを持って取り組んでいます。
本当に「難しい」です。色んな側面があり、とっても。自分自身沢山勉強させてもらっている段階です。

本記事で紹介したデッキについても例の如くカードラッシュから数量限定でお買い求めいただけますので、気になるものがあったら是非手に取って遊んでみてください!パーツ単位でのお買い上げももちろん大歓迎です。

それではまた次回!

ZweiLance

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