デュエルマスターズ │ デッキ紹介│ dotto【アナカラー墓地退化】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回はおすすめデッキ紹介ということで、取り上げさせて頂くのは「アナカラー墓地退化」です。
「アナカラー墓地退化」はオリジナル環境にて2022年の1月から現在に至るまで大暴れしていますが、2月頃からアドバンス環境においても活躍をし始め両方のレギュレーションで使えることから以前よりもデッキとしての価値が高まったように感じます。
なのでこの記事では「アナカラー墓地退化」を組んでいるけど研究している方、組もうとしている方よく知らない方により知っていただくために、
・テンプレート構築
・デッキの確定枠
・デッキの特徴
・癖のある特定カードの運用法
・「アナカラー墓地退化」の対策の仕方
・改造する上での採用候補カードの紹介
・改造案3種
・総括
以上8項目について記述します。
オリジナル環境を軸に記述しておりますがアドバンス環境にも流用できると思います。
まずは一般的なテンプレート構築の紹介です。
※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
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・テンプレート構築:アナカラー墓地退化
アナカラー墓地退化 | |
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デッキリスト | |
3 x 《終末の時計ザ・クロック》 4 x 《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》 4 x 《龍脈術落城の計》 4 x 《死神術士デスマーチ》 4 x 《戯具ヴァイモデル》 1 x 《魔龍バベルギヌス》 1 x 《ダンディ・ナスオ》 3 x 《ロイヤル・ドリアン》 |
1 x 《生命と大地と轟破の決断》 4 x 《Disジルコン》 4 x 《天災デドダム》 1 x 《禁断竜王Vol-Val-8》 1 x 《The邪悪寄成ギョウ》 4 x 《竜魔神王バルカディア・NEX》 1 x 《∞龍ゲンムエンペラー》 |
色カウント:光文明4、水文明22、闇文明23、火文明5、自然文明15
・デッキの確定枠
4 x 《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》
4 x 《龍脈術落城の計》
4 x 《死神術士デスマーチ》
1 x 《ダンディ・ナスオ》
2 x 《ロイヤル・ドリアン》
1 x 《生命と大地と轟破の決断》
3 x 《Disジルコン》
4 x 《天災デドダム》
1 x 《禁断竜王Vol-Val-8》
4 x 《竜魔神王バルカディア・NEX》
1 x 《∞龍ゲンムエンペラー》
光文明4、水文明17、闇文明16、火文明5、自然文明12 確定枠総数29枚
・デッキの特徴
目指す動きは《竜魔神王バルカディア・NEX》等の大型の闇文明クリーチャーを予め《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》や《Disジルコン》で墓地に送っておき、「墓地進化クリーチャー」である《死神術士デスマーチ》を召喚する際に用意しておいた大型の闇文明クリーチャーを進化元にしてバトルゾーンに召喚し、《龍脈術落城の計》や《ロイヤル・ドリアン》でバトルゾーンの《死神術士デスマーチ》だけを剥がして大型の闇文明クリーチャーをバトルゾーンに早期に呼び込むコンボでフィニッシュを狙うデッキです。
このデッキの最大の強みは、進化クリーチャーの中でも屈指の能力を保持している《竜魔神王バルカディア・NEX》を4,5ターンでバトルゾーンに送り込んで、そのままゲームエンドまで持って行けるところです。
《竜魔神王バルカディア・NEX》は呪文を封じながら《禁断竜王Vol-Val-8》や《∞龍ゲンムエンペラー》等の強力なドラゴンで更に追い打ちを仕掛けられるため、大抵のデッキは《竜魔神王バルカディア・NEX》に殴られた時点で詰んでしまいます。
ただ、上記コンボ達成までデッキの動きは極端に速いわけではなく最速で4ターン、大抵は5ターン前後でのフィニッシュとなり、環境においては同速の多い平均的な速度のデッキです。
とはいえコンボが決まれば勝ってしまうため、自身よりも遅いデッキやメタカードがあまりないデッキ(5cコン等)には強く、自身よりも早く動いてくるデッキやメタカードが絡むデッキには弱い(JO退化等)のでデッキ内の自由枠でカバーする形になります。
テンプレート構築では「S・トリガー」が多く採用されていて、早いデッキや同速の相手に勝ちまで持って行くための1ターンを得られるように《終末の時計ザ・クロック》が採用されています。
・癖のある特定カードの運用法
《生命と大地と轟破の決断》
運用する上でのポイントは《ロイヤル・ドリアン》をマナに確保できているかどうか。
マナに《ロイヤル・ドリアン》+《死神術士デスマーチ》or《戯具ヴァイモデル》+墓地に大型闇文明クリーチャーでワンショットが可能です。
ワンショットに絡められない場合はマナから《天災デドダム》等のリソースカードを出して山札を掘り進め、相手の盤面のメタクリーチャー等を攻撃するために使用します。
ワンショット以外での使用は場合によってリソースが減って自身の首を絞めてしまう場合もあり、練度が出るので強力なカードですが運用には注意が必要です。
《魔龍バベルギヌス》
《魔龍バベルギヌス》を採用している場合は《禁断竜王Vol-Val-8》や《∞龍ゲンムエンペラー》を手札に引き込んでしまった時、無理のない範囲でなるべく墓地に送るように意識してプレイします。
そうすることで《竜魔神王バルカディア・NEX》から《魔龍バベルギヌス》を経由して《禁断竜王Vol-Val-8》や《∞龍ゲンムエンペラー》にアクセスできるようになりますが、《魔龍バベルギヌス》自体を引いた時に7マナでそれらのクリーチャーにアクセスできるようにもなるため強力なサブプランを確保できます。
序盤に《魔龍バベルギヌス》を手札に引き込んでしまった場合は貴重な黒単色土地として運用するのもポイント。
・「アナカラー墓地退化」の対策の仕方
「アナカラー墓地退化」を相手として想定する場合だけでなく使用する場合であっても自身の弱点については把握しておく必要がありますので、この記事では対策の仕方についても触れます。
①3killが可能なデッキを使う
一番簡単な対策方法です。
「JO退化」や「赤単我我我」が3kill可能なメジャーなデッキタイプです。
他には「墓地退化」のギミックを速度に特化させた別の型の、《ザババン・ジョーカーズ》を採用した「青黒墓地退化」等が選択肢として挙げられます。
ただし、これらの選択肢については「アナカラー墓地退化」側の自由枠の採用カードによって有効な対策で無くなってしまう場合もあるということは留意しておく必要があります。
②呪文を封じる
《奇天烈シャッフ》や《アルカディアス・モモキング》等の呪文を妨害するカードを3,4ターン以内にプレイすることができれば《龍脈術落城の計》がプレイできなくなるので最低1ターン時間を稼げることが多いです。
稼いだターンでフィニッシャーや他のメタカードを更にプレイすることができれば勝ちまで持っていけるシチュエーションはとても多く、有効な対策方法です。
《ロイヤル・ドリアン》や自由枠で採用している除去カードによって対応される可能性もあるので余裕があればそれらの動きを見られるカードを追撃で仕掛けたいところです。
③特定のカードの召喚を封じる
《「敬虔なる警官」》や《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》、《暴走龍5000GT》等で《死神術士デスマーチ》をバトルゾーンに召喚できなくしてしまうことでコンボの始動を封じるのは有効な対策です。
ただなるべく早くそこから勝ちに繋げないと《戯具ヴァイモデル》や《生命と大地と轟破の決断》で突破されてしまうこともあるので慢心はできません。
④その他の対策方法
《こたつむり》や《流星のガイアッシュ・カイザー》を先にバトルゾーンに出しておくと後から出てきた《死神術士デスマーチ》を《龍脈術落城の計》等で《竜魔神王バルカディア・NEX》に退化させても攻撃ができず、1ターンを稼ぐことができます。
他には《神徒メイプル-1》等のピーピングハンデスでコンボパーツを捨てさせる動きは1ターン以上ターンを稼げる可能性が生まれますし、《ローズ・キャッスル》で《死神術士デスマーチ》をバトルゾーンに留まれなくする方法やコスト6以上の受けで使えるクリーチャー(《革命の絆》や《「光魔の鎧」》)で相手のコンボ自体を受けて切り返す変わった対策方法もあります。
これらの対策方法を見て頂くとわかると思いますが、1枚で詰みまで持っていけるカードはほとんどありません。
その点が「アナカラー墓地退化」の強みであり、一番厄介なところだと言えます。
一番クリティカルに刺さるメタカードは《∞龍ゲンムエンペラー》なのですが、フィニッシャークラスのカードのためバトルゾーンに出すまでに下準備が必要で有効ではあるものの同速勝負で突破されてしまうことや下準備を妨害されて遅れてしまう可能性があります。
・改造する上での採用候補カードの紹介
①メインパーツ枠
・《堕呪エアヴォ》
5枚目以降の《龍脈術落城の計》。《奇天烈シャッフ》の宣言を避けながら退化できるものの《ロイヤル・ドリアン》と役割が似ていて自然文明の方が貴重なので優先度低め。《アルカディアス・モモキング》以外に進化している《未来王龍モモキングJO》はバウンスできて動きを止められるため「JO退化」には強いカード。
・《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》
5枚目以降の《死神術士デスマーチ》。それ以上の役割はあまりありませんが採用している場合は、雑に「墓地進化クリーチャー」をバトルゾーンに送り込めるシチュエーションが増えるのでコンボの成功率は上がります。
・《エマージェンシー・タイフーン》
同速デッキに強くするために4ターンkillの確率を上げて平均速度を上げたいなら採用したい一枚。採用すると受けのカードが減るので「赤単我我我」に弱くなる可能性は高いでしょう。
・《大樹王ギガンディダノス》
《竜魔神王バルカディア・NEX》から出しても強いが退化させて出すだけでも「赤単我我我」や「JO退化」、「鬼羅star」の特定対面を詰ませることができるフィニッシャー枠。採用するなら《魔龍バベルギヌス》や《The邪悪寄成ギョウ》と入れ替えるか受け枠を削ってねじ込みます。
②受け枠
・《「青空の大波」》
苦手な《アルカディアス・モモキング》と《∞龍ゲンムエンペラー》に対して有効。「S・トリガー」した時だけでなく「ギャラクシールド」効果でシールドに送ることで、次の相手のターンか自分のターンに特定のカードを手札に戻すプレイでロック状態を突破可能になります。
・《撃髄医スパイナー》
「赤単我我我」を見ながら《奇天烈シャッフ》や《アルカディアス・モモキング》or《禁断のモモキングダム》以外に進化している《未来王龍モモキングJO》に強いカード。《「青空の大波」》とのセット運用ならありだと思います。
・《秩序の意志》
シールドの闇文明のカードを墓地に送りながら受けとして使える手札受けカードなので、《エマージェンシー・タイフーン》を採用している場合は「S・トリガー」から引き込める確率が上がるため相性が良いです。
③メタ枠
・《「敬虔なる警官」》
「赤単我我我」や「アナカラー墓地退化」等に有効。1ターン稼げるカードですが自身のリソースを1枚切りながら稼ぐ形になるので、手札に後続がないと意味が無く終わることもあります。採用するなら他の自由枠のカードを全体的に小回りが利きやすい低コストカードに寄せた方が使いやすいでしょう。
・《とこしえの超人》
オリジナル環境だと「赤単我我我」と「アナカラー墓地退化」を少し見られるカード。アドバンス環境ではそこに「ドラグナー」系統のデッキもメタの範囲内に入ってくるため採用候補になります。
・《ベイBセガーレ》
「赤単我我我」や「JO退化」、「墓地ソース」、「5c」等自身より早いデッキ~遅いデッキまで幅広く見られるため優秀。ただし対戦相手の引きが強いと貫通されることもあるのが難点。盤面で受けるカードなので、雑にプレイするとリソースが減るのに注意。
④汎用カード枠
・《絶望と反魂と滅殺の決断》
墓地の《死神術士デスマーチ》を蘇生したり、相手の《奇天烈シャッフ》を退かしたりできる一枚。ハンデス効果でロングゲームにも対応可能。
先攻でプレイすると強いことが多いです。《戯具ヴァイモデル》を採用していないのであれば採用候補ですが、採用することで受けが弱くなる傾向あり。
・《地龍神の魔陣》
初動を増やしながら課題である自然文明不足を解消できます。マナを伸ばすことで3ターン目にカードが2枚プレイしやすくなり動きに幅を持たせやすいのが特徴。難点は多色の枚数がデッキの半分前後になってしまうが故に多色事故が場合によって起こることです。
・改造案3種
採用候補カードの中から一部別の型を作成しましたので、こちらの項目では改造例のサンプルリストを紹介します。
①動き重視の「エマジェン採用型」
②マナを伸ばして対応力で勝負する「地龍神採用型」
③JOを意識した受けの「受け変更型」
の3種です。
・デッキレシピ:①「エマジェン採用型」
エマジェン採用型 | |
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デッキリスト | |
4 x 《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》 4 x 《エマージェンシー・タイフーン》 4 x 《龍脈術落城の計》 4 x 《死神術士デスマーチ》 1 x 《魔龍バベルギヌス》 3 x 《秩序の意志》 1 x 《ダンディ・ナスオ》 3 x 《ロイヤル・ドリアン》 |
1 x 《生命と大地と轟破の決断》 3 x 《Disジルコン》 4 x 《天災デドダム》 2 x 《禁断竜王Vol-Val-8》 1 x 《大樹王ギガンディダノス》 4 x 《竜魔神王バルカディア・NEX》 1 x 《∞龍ゲンムエンペラー》 |
光文明4、水文明22、闇文明21、火文明6、自然文明15
・デッキレシピ:②「地龍神採用型」
地龍神採用型 | |
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デッキリスト | |
4 x 《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》 4 x 《龍脈術落城の計》 4 x 《死神術士デスマーチ》 1 x 《魔龍バベルギヌス》 1 x 《絶望と反魂と滅殺の決断》 3 x 《ベイBセガーレ》 1 x 《ダンディ・ナスオ》 3 x 《ロイヤル・ドリアン》 |
1 x 《生命と大地と轟破の決断》 3 x 《Disジルコン》 4 x 《天災デドダム》 1 x 《禁断竜王Vol-Val-8》 1 x 《大樹王ギガンディダノス》 4 x 《竜魔神王バルカディア・NEX》 1 x 《∞龍ゲンムエンペラー》 4 x 《地龍神の魔陣》 |
光文明4、水文明21、闇文明19、火文明5、自然文明21
・デッキレシピ:③「受け変更型」
受け変更型 | |
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デッキリスト | |
3 x 《「青空の大波」》 4 x 《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》 4 x 《龍脈術落城の計》 4 x 《死神術士デスマーチ》 1 x 《魔龍バベルギヌス》 3 x 《撃髄医スパイナー》 1 x 《ダンディ・ナスオ》 3 x 《ロイヤル・ドリアン》 |
1 x 《生命と大地と轟破の決断》 4 x 《Disジルコン》 4 x 《天災デドダム》 2 x 《禁断竜王Vol-Val-8》 1 x 《大樹王ギガンディダノス》 4 x 《竜魔神王バルカディア・NEX》 1 x 《∞龍ゲンムエンペラー》 |
光文明4、水文明22、闇文明22、火文明6、自然文明16
上記の改造案についてはあくまで一例であり、地域の環境や個人の回しやすいように調整することをおすすめします。
・総括
「アナカラー墓地退化」は基盤である《天災デドダム》が優秀なので、構築の幅がとても広く奥が深いデッキタイプです。今後も環境が回っていけば研究が進み、新たなる型や新規カードで強化を受ける可能性が高いです。
カードが揃ってないよと言う方は、まずはデッキの確定枠のカードから集めれば後はある程度自由に組み替えられるので、デッキの骨組みである29枚から集めると良いと思います。
以上で今回の記事をまとめさせていただきます。
少しでもこの記事で「アナカラー墓地退化」について理解が深まりましたら幸いです。