デュエルマスターズ │ 大会レポート │ dotto【第81回高槻CS】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

今回は8月2日に行われた第81回デュエルマスターズ高槻CS(1ブロック構築戦)のCSレポート記事です。

今大会は関西で行われた4回目の1ブロック構築戦の大会でした。

1回ごとに着実にメタが移り変わっているので、プレイしていて楽しいレギュレーションです。

今回は事前にしっかりと調整をする時間がありませんでしたが、メタ読みとデッキ構築だけは移動時間等を利用して思考し、大会に挑みました。

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■環境の分析

第1回目の1ブロックの大会(心斎橋CS)では様々なデッキタイプが存在していたものの「5色STコン」が優勝し、メタの大まかな形を作りました。

第2回目の1ブロックの大会(第80回高槻CS)ではその影響を大きく受けたのか、ビッグマナ系統のデッキの使用者数が跳ね上がり、この大会でも「5色蒼龍コン」が優勝。

この大会までは私も参加しており、「白青赤ダイナボルト」で殴るデッキを狩りながらビッグマナ系統に対して先攻有利のゲームを戦うデッキ選択をしていました(心斎橋ではベスト8、高槻では予選落ち)。

第3回目の1ブロック大会は公式の「リモートデュエマST」と同日に開催されていた(はっちcs)ために参加できませんでしたが、この大会では「赤黒アグロ」が優勝していました。

第1回、第2回でもこのデッキタイプを使うグループは存在しており、第1回目の大会では予選で3回も当たり、その時には全て勝利していたデッキタイプでしたが、どうやら《ウソと盗みのエンターテイナー》を入れて対策してきているとの情報を大会参加者から耳にしました。

なるほど、確かに私が使っていた「白青赤ダイナボルト」は盾が厚くカウンター性能に優れていましたがスピードが遅く、そのカウンターに頼っていた「S・トリガー」はほとんどがクリーチャー、そしてカラーリングの都合上除去トリガーが少ない。

「赤黒アグロ」からしたら《ウソと盗みのエンターテイナー》を立ててから殴りかかっても十分間に合うでしょうし、「白青赤ダイナボルト」がボコボコにされる未来は回さなくても見えます、明らかです。

相性がひっくり返ってしまいました。

ビッグマナが増えたことでの先攻ゲーの増加も気になっていたところだったので、「白青赤ダイナボルト」からデッキを変えるかコンセプトから変更する必要がありそうです。

ただ、私にも秘策がありました。

なんたって「リモートデュエマST」に参加していたんですからこの知識は活かせます。

1ブロックの知識を「リモートデュエマST」で流用できるならその逆もまた然りです。

この環境の《正義の煌きオーリリア》の強さは圧倒的ですから《正義の煌きオーリリア》を採用したデッキを使えばいいわけです。

ただ、リモートデュエマSTで使用した「赤白マジボンバー」をこの環境でそのまま使うにはややスピードと展開力不足が懸念事項として残ってしまうので却下。

となると相性が良さそうなのは、「リモートデュエマST」でも「白赤緑ダイナボルト」に《正義の煌きオーリリア》を採用されていた方がいらした様に《爆龍皇ダイナボルト》でしょうか。

スピード面では「白青赤ダイナボルト」に勝りますが、このままではリソース面で不安が残ります

リソースを繋ぎながら展開するための《ウマキン☆プロジェクト》と《正義の煌きオーリリア》の範囲外を止めるための《イニシャッフチブ》の2種類のカードはどうにか採用したいので、なんとかして4色で構築することにしました。

■デッキ : 4cダイナボルト

2 x 《正義の煌きオーリリア
2 x 《清浄の精霊ウル
4 x 《ドラゴンズ・サイン
3 x 《イニシャッフチブ
2 x 《ドンドン吸い込むナウ
3 x 《パンヌダルク
4 x 《U・S・A・CAPTEEEN
1 x 《霞み妖精ジャスミン
4 x 《桜風妖精ステップル
4 x 《珊瑚妖精キユリ
4 x 《ウマキン☆プロジェクト
2 x 《イッスン・スモールワールド
1 x 《ウシキン☆チャンネル
4 x 《爆龍皇ダイナボルト

■採用カード解説

ドンドン吸い込むナウ

サーチ&除去STトリガー&盤面の使い回しで運用しますが一番の採用理由はvs赤黒アグロ用

「赤黒アグロ」は意外と繊細なデッキなので、手打ちで《ドンドン吸い込むナウ》をプレイして《虹彩奪取ブラッドギア》等を手札に返しながら《パンヌダルク》、《U・S・A・CAPTEEEN》、《爆龍皇ダイナボルト》等のフィニッシュに使うパーツを集めるだけで詰んだりします。

盾から来た時は相手の攻撃の要になる《ロック・クロック・六九》や《U・S・A・CAPTEEEN》を返せるのでかなり有効に働きます。

パンヌダルク

電龍ヴェヴェロキラー》よりも優先して採用。

電龍ヴェヴェロキラー》は効果起動タイミングの都合上、《U・S・A・CAPTEEEN》とあまり相性が良くないですが、《パンヌダルク》は《U・S・A・CAPTEEEN》+殴れるクリーチャー1体の盤面からkill打点を組めるだけでなく、運用の仕方次第で打点が何倍にも増えるのが利点です。

デッキに採用している多色カードが多いことから《電龍ヴェヴェロキラー》と違って単色なので多色事故を軽減でき、デッキの回しやすさが向上します。

ウマキン☆プロジェクト

リソースを伸ばして戦略を広げてくれるだけでなく打点としても優秀です。

マナを伸ばす最大の利点は《イニシャッフチブ》の「バズレンダ」効果が活かしやすいところです。

ウマキン☆プロジェクト》のおかげで複数のコストを宣言しやすくなるのでゲームが詰めやすくなります。

更に《ドンドン吸い込むナウ》+αの動きも取りやすくなるので詰みの状態を作られにくくしてくれます。

イッスン・スモールワールド

対《ロールモデルタイガー》と《大樹王ギガンディダノス》を意識したカード。

マジボンバーで呼び出せるクリーチャーでありながら除去カードとして運用できるところがポイントです。

爆龍皇ダイナボルト》を使っていると呪文を採用しにくいことから除去カードも減ってしまうので、《イッスン・スモールワールド》はコンセプトと噛み合っています。

自然文明を含んでいて色枚数の調整になるのも良いです。

■対戦結果

〔予選〕

赤黒アグロ(後攻)〇
赤黒アグロ(後攻)×
赤黒アグロ(先攻)〇
赤黒アグロ(後攻)〇

〔本戦〕

リースt黒ダイナボルト(後攻)〇
白青赤緑ダイナボルト(後攻)×

ベスト8

■振り返って

試合内容自体は特に問題点はありませんでした。

予選の段階ではこちらのデッキが相手にバレていないのでゲームの序盤は極力「シータモモキング」に偽装しながら立ち回り、相手の《ウソと盗みのエンターテイナー》を早い内にマナに置かせて(出されても勝ちルート自体はそれなりにありますが出て来ない方が楽にゲームを進められるため)こちらの動きを通しやすくしたり、《ドンドン吸い込むナウ》でゲームを詰ませたりプラン通り進められました。

最後の同型戦も後攻だったこともあって苦しい展開でしたが、最初の3点までにこちらの盤面に干渉してくるカードが無ければ勝ちと言うところまでは持って行くことができましたし、選んだ選択肢も間違っていませんでした。

問題点があるとすればここまで「赤黒アグロ」に当たるとは思っていなかったことでしょう。

多少意識はしていましたが「速攻」系統のデッキはあまり好まれない傾向にあるので、他に強いデッキの選択肢(5色のビッグマナ)があればそちらに行くプレイヤーが多いのが基本です。

ここまで多いなら《「大蛇」の鬼ジャドク丸》を意識して《桜風妖精ステップル》と《霞み妖精ジャスミン》の枚数配分を逆にした方が良かったです。

自然文明の採用枚数は16枚と少なめですが、自然文明にあまり強いカードがないのでこの点は致し方ありませんでした。

弱いカードを入れすぎるとメインの戦略が細くなってしまいます。

それにこの1ブロック環境自体があまり早い環境ではありません。

ビッグマナやギャラクシールドが割とゆったり準備して動いてくることもあってブーストできるに越したことはありませんが、必ずしもブーストしないとゲームにならないという環境ではないからです。

今回はデッキのテスト運用であったり、調整ができなかったのですが、成績も悪くは無く、コンセプトは環境にマッチしていたので調整次第でかなり可能性があるジャンルだと思います。

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