デュエルマスターズ │ 考察記事 │ dotto【オリジナルフォーマット考察】
こんにちは、dotto(@22dotton)です。
今回はデュエルマスターズクリエイターズ・レターvol.39で発表された新レギュレーションの「オリジナル」の環境予想・考察記事になります。
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■新ルールのおさらい
ルールを振り返らせていただくと、このレギュレーションは「リモートデュエマ」と同じレギュレーションで
〇デッキは40枚のみ
〇外部ゾーンのカードとゲーム開始時から存在するカードの使用禁止
〇殿堂レギュレーションが適応される
といったルールになっています。
■考察、予想する上で
新しいレギュレーションが生まれた際に、最初に一番注目されるであろうデッキタイプは一般的に既存のレギュレーション、もしくは旧レギュレーションのデッキタイプで被害を受けていないものです。
今回の場合は、通常環境(アドバンス)からデッキ外のカードが全て禁止・規制されてしまった世界線のレギュレーションなので、通常環境でこれらのカードが使えないことによる影響を受けない環境デッキからチェックしていきましょう。
■ルール変更による影響を受けない環境デッキ
ギャラクシールド
チェックしていきましょうと言いましたが、実は環境クラスのデッキで全く被害を受けていないのは「ギャラクシールド」のみ・・・(◎_◎;)
このまま環境が進んで行くのであれば最注目デッキは間違いなくこのデッキタイプでしょう。
各レギュレーションでトップメタになっているため所持者が多く流用することも容易で、受けの強いコントロールデッキなので人を選びにくいという点でもプラス要素を持ち、それなりにある自由枠で環境に適応しやすいのが強みです。
さて、次に影響は多少受けるものの大きな被害はない、もしくは構築を変えることで対応できるデッキタイプをピックアップしていきます。
■ルール変更による影響の少ない環境デッキ
1.カリヤドネループ
ループデッキの中では一番被害を受けていないデッキタイプなので「オリジナル」レギュレーションでも脅威になる可能性が高いです。
《知識と流転と時空の決断》で「GR召喚」ができなくなりますが、相手のクリーチャーが多くて受けられない時の《全能ゼンノー》(そもそも「GRクリーチャー」がいない世界線だと序盤に大量のクリーチャーに襲われることは少ないので「オリジナル」レギュレーションではレアシチュエーションでしょう)やミラーマッチなどで事故った時の《ポクタマたま》、ループできない時に打点を作るための「GR召喚」ぐらいにしかこのモードを使わないので、あまり大きな影響はありません。
ネックになる点を挙げるとすれば、一番簡単にできる対策が墓地対策なので、環境初期では対策カードを多くのプレイヤーが採用している可能性が高い点でしょう。
「ギャラクシールド」に《龍素記号Xfクローチェ・フオーコ》、《DG-パルテノン?龍の創り出される地?》をプレイされるのは容易に想像できます。
2.青魔道具
サブルートの《MEGATOON・ドッカンデイヤー》が手札を捨てるだけのカードになってしまっていますが、このデッキも然程影響はないでしょう。
トップメタがギャラクシールドだと想定すると有利に立ち回れる「青魔道具」の立ち位置はかなり良いと思います。
フィニッシュパーツを墓地に置きがちなデッキタイプなので、「カリヤドネループ」対策で入っている《龍素記号Xfクローチェ・フオーコ》等に妨害されてフィニッシュターンがズレたり、打点が足りなくなるリスクは多少あります。
3.デッドダムド
某大手DMyoutuberに“夏の風物詩”と揶揄されたこともあるデッキタイプですが、そう言われる要因であった「GRクリーチャー」や「ドラグハート」に加えて弱点である《滅亡の起源零無/零龍》も無いので環境的には追い風です。
ただ、闇文明の基盤である《無修羅デジルムカデ》が採用できなくなっています。
ボード干渉能力に長けたデッキタイプですが、相手の盤面の蓋ができなくなったので、その部分が欠けた状態でどれだけ戦えるかが目下の課題と言えます。
また、元々闇文明が少ないデッキタイプなので、この枠の穴埋めをする代わりのカードはなるべく闇文明で埋めてあげる必要があるというのが難しい点です。
使いやすさを重視すると《絶望と反魂と滅殺の決断》や《九番目の旧王》辺りが悪くないかもしれません。
「青魔道具」とは2019年夏環境で2強として渡り合ってきた仲ですが、現在の「デッドダムド」は《禁断機関VV-8》の枚数が減って速度負けするリスクが増し、さらに有効札も少ないので当たったら走って逃げましょう。
4.マーシャルループ
デッキ外のカードを使用するタイプのループ方法は使えませんが《アルカディア・スパーク》をループさせるタイプの構築ならデッキ外のカードを使用しないので使うことができます。
最速の速度は「カリヤドネループ」より速いのが強みですが他のデッキタイプに比べるとやや安定感に欠けるのがネックと言えます。
■限定構築における注目デッキ
ここまで通常環境のデッキから注目するものを挙げてきましたが、この「オリジナル」レギュレーションは、カードパワーが高いものの多くのデッキ外カードが扱えない1ブロックや2ブロックにやや近い環境でもあります。
そのため上記の限定レギュレーションでは戦えているデッキタイプの中からも注目するデッキを紹介していきます。
1.キリフダッシュ
《勝熱龍主モモキング》で強化されたこのジャンルは安定感と打点形成能力が高くなっていて2ブロック大会でも活躍しています。
ただし「GR召喚」ができなくなっているのは懸念であります。
シンプルに《勝熱英雄モモキング》で押し切るタイプのビートデッキであってもライバルである殴るデッキのほとんどが弱体化を受けているので競合が少ないのが強みです。
2.ダイナボルト
デッキ外カードを使わなくてもそれなりの火力を出せる「ダイナボルト」は環境入りの可能性があります。
《奇天烈シャッフ》が採用できるようになったので各デッキに対しての対応力も上がるでしょう。
■その他注目デッキ
その他に環境で見ることになる可能性があるデッキタイプを詳しくは書きませんが列挙していくと
・赤白マジボンバー(バイクや赤白ビートはマジボンバー軸に変わっていく可能性が高いです)
・ジョラゴン
・オカルトアンダケイン
・覇道
・ネバーループ
・ライザ
・絶十
・赤黒邪王門
これらのデッキタイプは弱体化を受けていますが、環境によっては戦えるデッキになる可能性があるでしょう。
■まとめ
現行のカードプール(11月10日時点)では「ギャラクシールド」や「カリヤドネループ」が目立つと思われますが、「青魔道具」の立ち位置が悪くなさそうなのでこの3つのデッキタイプを中心に回っていくコントロール環境になることが予想されます。
ここに一石を投じる可能性があるとすれば、「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」の注目カードである《蒼き守護神ドギラゴン閃》、「十王篇第4弾 百王×邪王 鬼レヴォリューション」の注目カードである《鬼ヶ王魔エンド・ジャオウガ》あたりがビートデッキに革命を起こす可能性がまだあるので、この2種のカードには頑張ってもらいたいです。