デュエルマスターズ │ 大会レポート │ dotto【エリア代表決定戦】

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

今回はエリア予選のレポート記事になります。

エリア優勝のタイトルはGP優勝のタイトルの次に欲しいタイトル、正規ルートでの全国大会出場はDMPなら誰しもが憧れ、当然私も1度は達成してみたいと夢見ています。

これに勝てばランキングレースを走っている同志に枠を空けることもできるため絶対に勝ちたい大会です。そんなエリア戦に向けてどのような思考で挑んだか、当日の戦いはどうだったのか、書き記していきたいと思います。

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■環境読み

2ブロックの環境のトップメタはぎゃる男選手が作成したウェイボール型の「赤青ミッツァイル」と想定。

関西エリアでは「赤青ミッツァイル」が大暴れした後ということもあり、トップメタの「赤青ミッツァイル」を対策してくるプレイヤーが多いと考えられました。

デッキ単位で対策できるのは相手の動きを抑えている間にフィニッシュまで持って行く「赤白ミッツァイル」とスピードと除去能力で優位性を持つ「赤単バルガ」、ハンデスと《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》でコントロールする「青黒ハンデス」、ハンデスと除去で制圧する「青黒オーラ」、「ドラガンザーク」の5種類です。

この5つのデッキタイプは増える可能性があり、加えて「赤青ミッツァイル」に弱いですが母数の多い「シータミッツァイル」は対策必須と言えます。

その他にも「赤青ミッツァイル」に対して弱い「青魔道具」、「ジョーカーズ」、「カリヤドネ」も環境にはいますがどちらかというと対策する優先度は低めと考えました。

■どれを選ぶか?

自身の中では三択でした。

一番強いデッキであり、回した数は飛び抜けているのでプレイの練度も高く、ある程度の不利対面を埋められる「赤青ミッツァイル」

トップメタに有利を取れ、増えると想定されるデッキに対して総合的に見て一番楽に立ち回れる水準まで構築できた「青黒オーラ」

トップメタが対策デッキに淘汰されるか極端に少なくなる読みでその他のデッキに5分以上の戦いを挑める「青魔道具」

この中では「青魔道具」という選択が一番選びにくい、難しい選択肢でした。

できればエリア予選の2日前に行われたナイトCSで「青魔道具」を使用した上で絶対にない選択肢だという結論を出したかったのですが、キャンセル待ちのため参加できず、選択肢から即除外することはできませんでした。

しかしながら、デッキ単位で考えると「青魔道具」はどちらかと言えば自分自身の引きとの戦いのデッキ、トップメタの「赤青ミッツァイル」に当たらずに3ターン以内に《卍 新世壊 卍》を盤面に貼るゲームを最低7回しなければならないというのは、優勝しなければ価値のない大会に挑む者としてみては少し逸脱していると思いました。

優勝を狙うのにトップメタを切ることはできず、これは現実的ではないなと考え、脳内で「決勝戦の対面がBye持ちで勝ち上がってきた上級者の「赤青ミッツァイル」であと一歩で敗北するところ」までイメージができてしまったのでこの時点で選択肢から除外。

残りは「赤青ミッツァイル」と「青黒オーラ」の二択になりますが、前日の夜まで悩みに悩んだ末、他人と同じことをしても勝てないと判断し独自性の出せる「青黒オーラ」を選択することにしました。

■使用デッキ

「青黒オーラt白」


 

4 x 《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター
4 x 《ア・ストラ・センサー
4 x 《*/零幻チュパカル/*
4 x 《極幻空 ザハ・エルハ
1 x 《Code:1059
2 x 《ア・ストラ・ゼーレ
4 x 《幽鬼ブチャカティ
2 x 《斬罪 シ蔑ザンド
4 x 《乱罪 ダイパ殺デー
2 x 《無修羅デジルムカデ
3 x 《解罪 ジェ霊ニー
3 x 《轢罪 エクスマ疫ナ
3 x 《罪罰執行 ジョ喰ンマ

2 x 《ポクタマたま
2 x 《全能ゼンノー
2 x 《白皇世の意志 御嶺
2 x 《予知TE-20
2 x 《オーマ 丙-二式
2 x 《ロッキーロック

■解説

このデッキの最大のポイントは良くも悪くも存在感を放っている4積みの《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》です。

「青黒オーラ」は「シータミッツァイル」対面が苦手で、手札を切らしてもターンをかければかけるほど強力な「GRクリーチャー」にひっくり返されるリスクが高くなり、制圧して殴るところまで持って行くのが難しい対面でした。それを打開するために投入したのが《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》4枚です。

あえて《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》や受けトリガー等に散らすことなく、《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》を4枚積んでいます。

理由は手札にあまりキープしたいカードではないものの引いた時点で即フィニッシュまで持って行きやすいようにするためです。

白は《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》だけなので1枚目は必然的にマナに置かれますが、1枚マナに置いても絶対残り3枚《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》は残っているためフィニッシュまでのラグを軽減することができます。

「GRゾーン」もフィニッシュまでのラグを無くすことを意識した構築にしており、《予知TE-20》と《ロッキーロック》の2枚看板でフィニッシャーである《白皇世の意志 御嶺》にアクセスしやすくなっています。

 

状況によってはメタカードである《ポクタマたま》と《全能ゼンノー》を呼び込めるので戦略が立てやすくなります。

■対戦成績

〔予選〕

1回戦目 Bye
2回戦目 Bye
3回戦目 青黒ハンデス(先攻)×
4回戦目 シータミッツァイル(先攻)〇
5回戦目 カウンタージョーカーズ(後攻)〇
6回戦目 赤単バルガ(後攻)〇

予選成績5-1 予選順位4位通過

〔本戦〕

1回戦目 青緑ジョーカーズ(先攻)〇
準々決勝 カウンタージョーカーズ(先攻)〇
準決勝  青黒カリヤドネ(後攻)×
3決   赤白ファイア(後攻)〇

■結果

3位入賞でした。

予選の3回戦でいきなり有利対面に対して《極幻空 ザハ・エルハ》が引けず、《テック団の波壊Go!》だけケアできない状態で突撃せざるを得なくなり、《テック団の波壊Go!》を踏んで負けるという試合をして敗北。

しかし、その後は「シータミッツァイル」対面にて《Code:1059》で《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を強奪して勝利する等して無事に予選は勝ち上がることができました。

本戦は準決勝にてハンデスをしながら墓地に送った相手のリソースを刈り取るため《ポクタマたま》を「GRゾーン」から捲ることに全力を注ぎましたが「GRクリーチャー」を捲っても捲っても《ポクタマたま》が召喚されることはありません。

8枚目の「GRクリーチャー」を捲る時点でこれがラストチャンスの「GR召喚」だとわかっていました。墓地を使うデッキが増えることも想定には入れていたので「ポクタマたま」が一番使いやすいこのデッキが理にかなっていると使う前から考えていました。

そのための《予知TE-20》と《ロッキーロック》でしたから最後の「GR召喚」で《オーマ 丙-二式》が捲れた時はエリア戦でデッキにまた裏切られたと思い、その場でうなだれそうになってしまいました。でも一瞬過っただけですぐに思いとどまりました。
何故なら盤面には《白皇世の意志 御嶺》が2体いるから。

少なくとも相手はループに入れなかった場合、3と5をずっと言い続けなければなりません。さらに、このゲームではデッキの白が《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》しか見えていないため、他に白に何が入っているかよくわからない恐怖にゲーム終了まで対戦相手は相対しなければならないのでまだ負け確定ではないからです。

幸運にもループされることなく、《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》で勝てる状況は巡ってきましたが、しかしそれでも引ききることはできませんでした。

3決では会場から聞こえてきた悲鳴から相手のデッキに《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》が入っている可能性が高いと判断していたので、詰めの段階に来た時点で打開策を探っていると相手の墓地に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》があることに気が付きました。

それを利用すべく「オレガ・オーラ」が何も付いていないパワー1000の《ロッキーロック》を「無月の大罪」を駆使して準備し、それに《Code:1059》を装備して1点だけ入れながら相手の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の「自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする」効果を自身のクリーチャーに付与して《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》をケアして勝利しました。

個人的には満足いく勝ち方でしたが見ていてくれたのはジャッジと最初から応援してくれていた数人のみ、敗者の試合には人は寄り付かないものです。

GP7thを思い出し、少し悲しさが込み上げてきました。

■反省点

私自身が突っ込まれたCブロックの環境が偏っていたせいか、「赤青ミッツァイル」がCブロックにはほとんどいませんでした。

Cブロックの上位卓にいたのは「シータミッツァイル」、「青黒オーラ」、「ジョーカーズ」の3種類のデッキが中心で、その他はまばらに存在するものの結局「赤青ミッツァイル」を使って予選を上がったプレイヤーは存在しない結果に。

その他の3つのブロックは「赤青ミッツァイル」が上位卓で複数確認でき、予選突破数は何れも最大母数だっただけに予想外でした。

こんなことなら「赤青ミッツァイル」を使っていれば・・・と思うこともありましたが、大会を終えて振り返ってみて「青黒オーラ」の選択は今では間違っていなかったと思っています。

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