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MTG │ 解説記事 │ MOパンダ【読むだけでレガシーの”いま”がわかる!「霊気走破」編】
こんにちはー。MOパンダ(@mopanda_mtg)です。
2月14日に「霊気走破」が発売され、新しい環境になりました。
今回は「霊気走破」のカードを採用したデッキを中心に紹介していきます。
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■2/15 レガシー神挑戦者決定戦
定期的に行われている神挑戦者決定戦ですが今回はレガシー。
優勝は【ディミーアリアニメイト】でした。
・優勝 ディミーアリアニメイト
レガシー神挑戦者決定戦 優勝 by タカノ シゲキ | |
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デッキリスト | |
1:《島/Island》 1:《沼/Swamp》 2:《地底街の下水道/Undercity Sewers》 4:《Underground Sea》 1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》 4:《汚染された三角州/Polluted Delta》 4:《不毛の大地/Wasteland》 17 lands 3:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》 |
4:《思案/Ponder》 4:《渦まく知識/Brainstorm》 4:《思考囲い/Thoughtseize》 4:《納墓/Entomb》 4:《再活性/Reanimate》 4:《動く死体/Animate Dead》 4:《目くらまし/Daze》 4:《意志の力/Force of Will》 32 other spells 2:《致命的な一押し/Fatal Push》 |
青黒で《思考囲い》が4枚採用のリストは珍しいですが、メインサイドどちらもゲームプランを立てやすいカードになります。
ライフを高速で攻めてくるデッキが少なく、2点のライフロスがデメリットになりにくいのも今強いポイントです。
《超能力蛙》禁止後も強力なアーキタイプであることは変わらず、前週に行われた日本レガシー選手権でもトップの使用率となりました。
《納墓》《再活性》でサクッと勝てるのは魅力的です。
・2位 カーンフォージ
レガシー神挑戦者決定戦 2位 by ソエジマ ナオキ | |
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デッキリスト | |
4:《次元の結節点/Planar Nexus》 4:《ウルザの塔/Urza’s Tower》 3:《ウルザの物語/Urza’s Saga》 4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》 4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》 19 lands 4:《まばゆい肉掻き/Glaring Fleshraker》 |
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》 1:《オパールのモックス/Mox Opal》 3:《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》 3:《ミシュラの研究机/Mishra’s Research Desk》 1:《多用途の鍵/Manifold Key》 1:《魂標ランタン/Manifold Key》 1:《真髄の針/Pithing Needle》 1:《防御の光網/Defense Grid》 4:《厳かなモノリス/Grim Monolith》 4:《覚醒の兜/Helm of Awakening》 3:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》 1:《ノーンの水源/Norn’s Wellspring》 4:《コジレックの命令/Kozilek’s Command》 3:《神秘の炉/Mystic Forge》 4:《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》 38 other spells 1:《カラカス/Karakas》 |
《覚醒の兜》を軸にコンボ完走を目指す【カーンフォージ】デッキです。
サイドボードには「霊気走破」から《危険な罠》が採用されています。
《危険な罠》は、土地以外のすべてのパーマネントを追放できる《忘却の輪》系の除去です。
《ポータブル・ホール》の採用が一般的でしたが、3マナ以上のパーマネントに対応できる点が評価され、採用に至っていると思われます。
また、【カーンフォージ】デッキの流行を踏まえると、ミラーマッチにおいて《大いなる創造者、カーン》を追放できることが重要です。
さらに《危険な罠》はアーティファクトであるため、《大いなる創造者、カーン》でサーチできるほか、《神秘の炉》を使えばデッキトップからプレイすることも可能です。
エンジン始動後は、《まばゆい肉掻き》との相性もよく、サイズを上げて勝利を狙うこともできるでしょう。
・TOP8 スニークショー
レガシー神挑戦者決定戦 TOP8 by ミズムラ リョウタ | |
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デッキリスト | |
2:《島/Island》 1:《山/Mountain》 1:《轟音の滝/Thundering Falls》 3:《Volcanic Island》 1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》 1:《汚染された三角州/Polluted Delta》 4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 3:《古えの墳墓/Ancient Tomb》 2:《裏切り者の都/City of Traitors》 19 lands 1:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》 |
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》 4:《思案/Ponder》 4:《渦まく知識/Brainstorm》 2:《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2:《目くらまし/Daze》 4:《実物提示教育/Show and Tell》 2:《食糧補充/Stock Up》 4:《騙し討ち/Sneak Attack》 4:《意志の力/Force of Will》 2:《全知/Omniscience》 32 other spells 3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》 |
ストンピィデッキに強い【スニークショー】デッキです。
メインボードには「霊気走破」から《食糧補充》が採用されています。
《食糧補充》は《パズルの欠片》に似た効果を持つカードですが、実際に使ってみると《時を越えた探索》クラスの強力なカードです。カードパワーはまさに禁止カード級。
《古えの墳墓》を使用するデッキでは2ターン目にプレイすることも容易です。
【スニークショー】のような2枚コンボを揃えるデッキにおいて、より多くのカードを見て、欲しい2枚を手札に加えられることは非常に重要です。
サーチ性能の高さに加えて青いカードであることも評価ポイントとなり、《食糧補充》は今後、【スニークショー】に定着していくでしょう。
■レガシーチャレンジ
・5位 オルゾフブリンク
レガシーチャレンジ 5位 by freakunasty | |
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デッキリスト | |
3:《平地/Plains》 1:《沼/Swamp》 1:《カラカス/Karakas》 1:《薄暗い裏通り/Shadowy Backstreet》 4:《Scrubland》 4:《乾燥台地/Arid Mesa》 4:《湿地の干潟/Marsh Flats》 18 lands 4:《溌剌の牧羊犬、フィリア/Phelia, Exuberant Shepherd》 |
4:《儚い存在/Ephemerate》 4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 4:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》 12 other spells 2:《耳の痛い静寂/Deafening Silence》 |
レガシーチャレンジで5位入賞した【オルゾフブリンク】です。驚くべきことに、デッキの大半がモダンのカードで構成されています。
メインボードには「霊気走破」から《新たな夜明け、ケトラモーズ》が採用されています。
今回のリストは《新たな夜明け、ケトラモーズ》を中心に、相性の良いカードが多く採用されています。
このカードは、場や墓地からカードが追放されるたびに1点支払うことで1ドローできる強力な能力を持ちます。例えば、《大祖始の遺産》や《骨の皇帝》を組み合わせることで毎ターンドローを狙うことが可能です。
さらに、《孤独》+《儚い存在》のコンボを活用すれば、最大5枚ものカードを引くことができます。
フェアデッキに対して非常に強く、墓地対策も多く採用されているため、リアニメイトが流行している状況では【デス&タックス】とは異なる独自の立ち位置を確立できるデッキとなるでしょう。
■MAGIC ONLINE レガシーリーグ
・5-0 シミック全知
Legacy League 2025/2/18 5-0 by Yukke | |
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デッキリスト | |
1:《森/Forest》 4:《島/Island》 1:《迷路庭園/Hedge Maze》 1:《Tropical Island》 4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》 4:《虹色の眺望/Prismatic Vista》 4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》 19 lands 1:《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》 |
2:《水蓮の花びら/Lotus Petal》 4:《思案/Ponder》 4:《渦まく知識/Brainstorm》 2:《狼狽の嵐/Flusterstorm》 3:《夏の帳/Veil of Summer》 4:《実物提示教育/Show and Tell》 4:《食糧補充/Stock Up》 1:《直観/Intuition》 4:《狡猾な願い/Cunning Wish》 4:《意志の力/Force of Will》 2:《ロリアンの発見/Lórien Revealed》 4:《全知/Omniscience》 38 other spells 1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》 |
「霊気走破」から《食糧補充》が4枚採用されている【シミック全知】デッキです。
このデッキでは、これまで最大の課題だった《実物提示教育》がなかなか引けない問題を、《食糧補充》によってうまくカバーしています。
さらに、《古えの墳墓》4枚により2ターン目から《食糧補充》をプレイすることが可能になり、不足しているコンボパーツを素早く集められます。
実際にプレイしてみたところ、すぐに5-0を達成できました!
気になった方はぜひアーカイブをご覧ください。
■まとめ
読むだけでレガシーの“いま”がわかる!「霊気走破」編は以上となります。
《新たな夜明け、ケトラモーズ》や《食糧補充》など、なんだかんだでレガシーフォーマットに影響を与えた「霊気走破」。
今後も環境の変化や新規カードの採用動向を注視していきましょう。
気になったカードはぜひカードラッシュでお買い求め下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!