MTG │ 大会レポート │ 井川良彦【第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権TOP8入賞レポート】
皆さんこんにちは。Rush Prosの井川です。
2024年シーズンの総決算、第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権に参加してきました。
結果だけ先に書いてしまいますと、なんとトップ8入賞!!
プロツアー『サンダージャンクション』での優勝に続いて今シーズン2回目のトップフィニッシュ!そして来年のプロツアー3回&世界選手権の権利を得ました!やったね!!!
🏆Congratulations to Javier Dominguez, winner of Magic World Championship 30!🏆
After finishing 2nd in 2017, he returned the following year and claimed the title of Magic World Champion. Now, the Fervent Champion has done it again!
Congratulations again, Javier! pic.twitter.com/kq0u0hUKVJ
— PlayMTG (@PlayMTG) October 27, 2024
優勝はJavier Dovinguez。なんと2018年に続いて2回目の世界選手権優勝です。強い、強すぎる!!!
初の2枚目となるプレイヤーカードはどんなカードになるのか楽しみですね。できれば《熱烈な勇者/Fervent Champion》と相性が良いものがいいなと個人的に思っています。都合8枚のハビエルで圧倒したい!
ということで今回の記事では、プロツアーの調整過程と簡易レポートをお届けしたいと思います。
※ラッシュメディア記事内紹介のカードは
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★調整メンバーについて
前年度準優勝の小坂。
今シーズントップフィニッシュの高橋・松浦。
累計AMP上位の森山・中村・井上。
地域CS優勝・準優勝の原根・増門・平山。
アリーナCS優勝の齋藤。
そして僕をあわせた計11名が今回の森山ジャパンメンバーとなりました。
世界選手権自体の参加者が120名前後なので、約10%を占める大所帯でもあります。
★スタンダードの調整過程とチーム内の選択
■アゾリウス眼魔
前環境から存在していたデッキでしたが、『ダスクモーン:戦慄の館』の新戦力《忌まわしき眼魔》の登場により一気にトップメタに躍り出ました。
デッキの強さはそれなりであるものの、《苦痛ある選定》《除霊用掃除機》が致命的である点、そしてこの2枚の採用枚数が増えていることが懸念点として浮上。上位メタとして想定していたグルール果敢にもそこまで相性が良くないこと、そしてMOの結果やラダーでも徐々に数を減らしていったのもあり、比較的早い段階で候補から消えていきました。
■白系コントロール
こちらも新戦力《永劫の無垢》により《世話人の才能》への依存度が減りデッキパワーがアップ。
コントロールデッキでありライフプレッシャーをあまり掛けられないので黒ミッドレンジ系のデーモン部屋こと《不浄な別室+祭儀室》がキツイ、《一時的封鎖》や《跳ねる春、ベーザ》が使えるにもかかわらずそこまでグルール果敢に強くないなど欠点が目立ちました。
僕自身デッキは気に入っていたので試行錯誤しましたが、どんなアプローチを使ってもドメインランプには手も足も出ず。使う理由が完全になくなったため、泣く泣くお蔵入りに。
■ドメインランプ
白系コントロールへのキラーデッキとして存在しているドメインランプ。僕が今年プロツアーを制したデッキでもあり、そして使い込んでいた経験があるため期待していましたが、感触はすこぶる悪かったです。
《ホーントウッドの大主》が入ったことにより強化されましたが、このカードへの依存度が高すぎて、引いていないときの《力線の束縛》はよくて3マナと重すぎる除去に。
また《ホーントウッドの大主》をプレイするためにマナベースも破綻しており、昔の面影はありません。なんなら前環境の《山積みの収穫》型よりマナベースが悪化しているとすら感じました。
黒系ミッドレンジとの相性を見ても、ゴルガリにこそ良いですが、ディミーアは《永劫の好奇心》《悪夢滅ぼし、魁渡》といった新戦力がどれも厳しく、相性はかなり悪化しています。
4マナ域の選定も難しいです。グルール果敢を意識して《跳ねる春、ベーザ》にすると黒系ミッドレンジに弱く、黒系ミッドレンジを意識して《怒りの大天使》にすると遅すぎてグルール果敢に弱くなる。
これらすべてを総合して、チーム内では否定的な意見が多く見送るメンバーが多発。最終的に、スケールデッキを好む増門1名のみが選択しました。
■ディミーアミッドレンジ
チーム内では黒系ミッドレンジの筆頭はディミーア。《永劫の好奇心》《悪夢滅ぼし、魁渡》はデッキとの相性が抜群であり、デッキのパワーレベルを一段階上げてくれました。
一方3マナ域は《止められぬ斬鬼》《分派の説教者》《ティシャーナの潮縛り》など一長一短のモノが多く、デッキのバランス、どこを意識しての構築かで評価が大きく左右されます。
グルール果敢を好まないメンバーにとっては特に生命線でもあり、苦手だったグルール果敢への相性改善にかなりの時間が要されました。最終的には3名(中村・高橋・原根)が選択。
高橋、原根の解説記事はそれぞれコチラをどうぞ。
MTG │ 大会レポート │ 高橋優太【第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権】
世界選手権で使ったディミーアミッドレンジについてのnote書きました。
自分の思考過程を後で追いたい時があったので、それに備えての備忘録がメインです。
1万字ぐらい。無料です。世界選手権に向けたディミーアミッドレンジ調整録|Harane Kenta @jspd_ #note https://t.co/TXOI56J9Nr
— kenta harane/J-SPEED (@jspd_) October 31, 2024
■ティムール果敢
デッキの存在こそ認知していたが、調整終盤に候補デッキとして見出されたティムール果敢。コンボを意識させつつ、盤面をコントロールして殴り切る様は在りし日のジェスカイ変容を思い出させました。
トップメタであろうグルール果敢に相性が悪い点、そして何より習得するのに時間がかかる点が大きなビハインド。とにかくプレイングが難しすぎる!このデッキの調整・習得にチーム内で一番時間をかけた平山のみが選択。
平山の解説記事はコチラをどうぞ。
【カワウソ🦦】世界選手権で使用した、超絶かわいくて最高に楽しいティムール果敢を #HareruyaPros 平山 怜(@sannbaix3)が解説!!
コンボのやり方や採用カードの説明、サイドボーディングなど盛りだくさんでお届けします!
🦦https://t.co/WBjmPXXTGK#mtgjp pic.twitter.com/lhdhk9g14D
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) November 4, 2024
■その他
松浦・井上が愛したジェスカイ召集。
森山総帥が心酔していた(そしてみんなの時間を奪った)、ディミーアミッドレンジに《喝破》《エラントとジアーダ》と《一時的封鎖》などを足したエスパーミッドレンジ。
新時代のインバーターコンボとして期待した青黒デーモンコントロール。
白いデッキ以外には結構強い(ただし白いデッキにはまず勝てない)ラクドスサクリファイス。
デーモン部屋こと《不浄な別室+祭儀室》を使ったあらゆるデッキ。
グルール果敢にだけは強いグルール昂揚。ボロス、アゾリウスといった各種オーラデッキ。
高橋がサブミット寸前だった、アゾリウス大主コントロール。
Seth Manfieldが使ったようなゴルガリランプすら一応試しました。
これらも調整で通過したデッキたちのほんの一部に過ぎません。そして大抵のデッキがグルール果敢に破壊されるか、他のデッキの下位互換として消滅していきました。
調整はスクラップ&ビルドの連続です。
■グルール果敢
そして環境初期から目立っていたのがグルール果敢。
《残響の力線》の有無によってバージョンが分かれていましたが、《残響の力線》ナシの方が手応えがよく、徐々に一本化していきました。
最初から最後までこの環境の壁として立ちはだかった、文句なしの最強デッキの一角です。構築で差が出辛いデッキタイプではありますが、あまりにも強すぎてメタゲームの30%程度は占めるのではないかと本気で思ってました。(実際は17%強)
当初から松浦・齋藤・小坂といったメンバーが熱心に調整しており、他のデッキを諦めた人も徐々に乗り込み、最終的にはチームの半数を占める6名(松浦・齋藤・小坂・井上・森山・井川)が使用することになりました。
★使用したリストの解説
ということで、今回のデッキリストはこちら。
・井川良彦 グルール果敢 第30回マジック世界選手権
基本的な部分は一般的なリストと変わらないので、特徴的な部分だけ記します。
調整していてグルール果敢が最も強いデッキであり、また最もフィールドで多いデッキでもあると確信していました。
そしてミラーマッチを巡る鍵は1マナ火力の枚数。ということで僕達は《弱者の力》の枚数を削り、メインの1マナ火力の枚数を増やすことにしました。
ただしメインサイド合わせて8枚派がチーム内の多数意見でしたが、僕は7枚に抑えました。8枚ほしいのはミラーのみで、またミラーも初手付近で欲しいだけで後半に引きすぎても弱く感じたのでカットしたというのが主な理由です。サイドが17枚あるならサイドに4枚目の《塔の点火》入れたかな。
「グルール果敢はメタられる側」として考えたときに、黒系ミッドレンジ側が使ってくる可能性が高い、最も簡単かつ効率的なのが除去連打の後に3-5マナ域の優秀なクリーチャーを連打することです。
こういったラインナップを1枚で処理しつつテンポも取れるように《抹消する稲妻》《焦熱の射撃》を用意しました。しかも《強迫》や《大洞窟のコウモリ》を意識して3枚ずつとかなり多めの採用です。他のチームのリストを見ても、ここまで用意していたチームはいなかったでしょう。
枠としては他のリストが《除霊用掃除機》を採用している枠ですね。《除霊用掃除機》はアゾリウス眼魔にしか効かないのでとても狭く、かつコレがなくても別にアゾリウス眼魔には勝てるので不要と結論づけ、併用サイドとして《焦熱の射撃》を用意した格好です。
僕は《焦熱の射撃》をメインに1枚だけ入れました。これはデッキ公開を意識したもので、相手に楽をさせたくなかったのがその意図となります。
今の赤いアグロを支えている最高のサイドボードの1枚。白系コントロールの《一時的封鎖》《跳ねる春、ベーザ》を乗り越えるためのベストアンサーであり、黒系ミッドレンジにもしっかり露払いさえすればゲームエンドまで持っていってくれる優秀なダメージソースです。
リターンが大きく1枚で勝てる・着地ターンの早さが強さに直結する・複数枚引いても強いカードなので入れるなら4枚だと思っています。実際多くのメンバーが2-3枚に抑える中、4枚採用を強く主張しました。(6人中《ウラブラスクの溶鉱炉》4枚入れたのは井川と森山の2名のみ)
クリーチャー軸とは別軸であり、それ専用のカードが求められる=押し付ける側のカードは「お互い引かないと五分・割られて五分・割られなければ有利・相手だけ対策カードを引いてても有利」なので基本的に大きく損することはありません。力強くドンドン出しましょう。
(※《温厚な襞背》に割られると五分よりは損ですが、3/3程度であれば目を瞑りましょう)
対ドメインやアゾリウス眼魔に対しては2マナの《名誉回復》になる、過去最高峰の《垂直落下》。
《一時的封鎖》を擁するデッキ(白コン・ドメイン・眼魔)や黒系デーモンデッキには何枚引いても嬉しく、特に後者は《強迫》もあるため3枚では不安。ということで悩みに悩みましたが4枚採用することにしました。
今回の好成績の要因の一つだと個人的に考えている1枚です。
なお同系統のカードに《毒を選べ》がありますが、今の環境では使わないことを強く推奨します。特にデッキ公開性ではあまりにも弱い。
想像してください。《錠前破りのいたずら屋》出されてから登場する《忌まわしき眼魔》。《大洞窟のコウモリ》のあとに出てくる《ドロスの魔神》。《ホーントウッドの大主》が横にある状態での《一時的封鎖》《力線の束縛》。どれも致命的です。弱すぎ。
一般的なグルール果敢は土地21でしたが、僕らのチームのうち半数(松浦・齋藤・井川)は土地20枚にしました。
通常、調整において土地が増えることはあっても減ることは稀です。ですが今回は「果敢」デッキの性質上スクリューにはある程度耐性があってもフラッドには耐性が低いこと(《亭主の才能》、《不穏な尾根》などあるにはあるものの、土地5-6枚ストレートで引くと負けやすいです)、松浦が土地20で無限にラダーを回してくれており、僕自身も20で回して大きな問題を感じなかったこと、そして何より75枚という枠の中で減らせるのがこの部分だけだったということから、今回は土地20に抑えることにしました。
僕は本当にギリギリまでこの選択で悩んでいて、「メイン土地20(山5ミシュラ1)+サイドにミシュラ1陣形3」(《ウラブラスクの溶鉱炉》をサイドインするときに土地21にする想定)にしていたのですが、土地20か21かの微差よりも《脚当ての陣形》が3→4に増える勝率の増加のほうが圧倒的に高いと考えて最終的にこのバランスに落ち着きました。
《脚当ての陣形》4にしたことは正しかったと確信していますが、土地20が正しかったかどうかは正直自信ありません。土地20でもフラッドしますし、土地21でもスクリューしますからね。
★ドラフトについて
『ダスクモーン』のドラフトはかなり戦略が広く、どのカラーでもしっかりとしたポジションを確立できればそれなりの成績が出せる環境です。
その上で、僕自身の勝率と環境の理解度から以下のような戦略を立てていました。
メインカラーはナヤカラーから選び、サブカラーは空いている色から選ぶ。弱カラーアーキタイプはやらない。
白赤緑の3色は安いコモンだけでもある程度マナカーブや除去が担保できるため大崩れしにくいだけでなく、アンコモンやレアにパワーカードが多く、上振れたときに3-0デッキになりやすいという印象でした。
逆に青と黒は弱い色だと感じており、どちらもメインカラーに据えるには力不足だという認識です。あまりにも生物の質が低すぎます。もちろんドラフトである以上は過剰な決め打ちはしない=ポジション次第ではどちらのカラーも触るのですが、下記のような認識でした。
==============================
S(是非ともやりたい):白赤
A(できればやりたい):白青・赤緑
B(やりたい寄り):白緑・黒赤・白黒
C(流れで渋々):青黒・黒緑
D(余程でないとやらない):青緑
E(ほぼ絶対やらない):青赤
==============================
特にボロスは強アーキタイプ。マスト除去になりやすいシステムクリーチャーがコモンに多数いるため、低レアリティでも十分殴りきれるのがその強さの根幹だと考えています。
※いまだに5-8手目ぐらいで取れることも多々ある、アンダーレイテッドカードたち。強いよ。
★本戦の結果
◎Day1
・1stドラフト
1stドラフト、地味セレズニアで耐えの2-1。
弱パック、レアなしデッキだったけど頑張った! #MTGWorlds pic.twitter.com/Yr49z5uZaQ— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) October 25, 2024
オープニングパックに恵まれず初手は《怪物的出現》と地味なもの。緑単気味にピックしつつ、1パック目の後半に流れてきた《野球のバット》で白緑を意識。
さらには2パック目の初手で強カードである《獅子心の光霊》が取れたので白緑に決定。その後、多色アンコモンである《巧みな語り部》を遅い順目でピックできてポジションの良さを実感します。
3パック目もレアこそありませんが流れ自体は良く、足りない低マナクリーチャーをピックしつつ、最終的には狙い通り1週した《慎重な生存者》でマナカーブを埋めることに成功し、レアこそないもののまとまった白緑が組めました。
R1 白青 ◯×◯
R2 白青 ××
R3 赤緑黒 ×◯◯
先攻を取ってマナカーブ通りキレイに展開できたり、相手がフラッドするなど幸運にも恵まれて2-1。
レアリティが低いときは殴るしかないですからね。狙い通り2-1できて満足です。
・スタンダード
R4 ドメインランプ ×◯◯
R5 ジェスカイ召集 ××
R6 ドメインランプ ◯◯
R7 ディミーアミッドレンジ ×◯×
4戦とも有利マッチだったので4-0したかったところですが、召集にはキッチリ回られ負け、ディミーアにはこちらが全く除去を引けず負けと少し下ブレたかなという感じ。ですがドメインに2回当たる幸運もあったので文句は言えません。
今回の構築で自我を出した部分=4枚ずつの《ウラブラスクの溶鉱炉》《脚当ての陣形》がキッチリ機能しての2勝で気分は上々です。
トータル4-3で2日目へ。
◎Day2
・2ndドラフト
2ndドラフト、2-0対決でハビエルに大フラッド×2で負けて2-1。不完全燃焼😢
デッキは強生物を安スペルでバックアップするBG。タイヴァーの出席率は1/7、斬鬼の出席率は2/7でした😡 pic.twitter.com/ttyxNlMyb7— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) October 26, 2024
今日こそはレア引いてくれよな!と祈りつつ開封すると、そこには強レアである《猛打者、タイヴァー》が!!
1-3でも強アンコモンである《果敢な生存者》が流れてきて、緑は確定。緑単気味にピックをしつつ、適当な順目で他の色のコモンを摘み、2色目の決定を2パック目以降に託します。
2パック目の初手でさらなる強レア、《止められぬ斬鬼》をゲット!!これで黒緑決定かな、と思っているところに流れてくる《ひきつる人形》、そして《繁殖蜘蛛》。神に感謝。
3パック目はレアに恵まれなかったものの、最上級の除去である《逃げ場なし》を確保。その後も順当にピックしていき、昨日と同様に1周してきた《慎重な生存者》でマナカーブを埋めて終了。
《殺害》のような確定除去こそないものの、「強クリーチャーをチープなスペルでバックアップする」という、卓ドラフトならではの良デッキが完成しました。安いカードでいかにデッキの枚数を埋められるかは、やり込みが出る部分かなと思っています。
R8 白緑タッチ黒 ×◯◯
R9 青緑 ◯◯
R10 青緑タッチ白 ××
順当に2-0するものの、最後はJavier Dovinguezとのフィーチャーマッチで2連続大フラッドを起こしてしまい敗北。
もちろん相手のデッキも相当強かったですが、ゲーム内の選択肢が全くなく、少し消化不良な敗戦となりました。
これで6-4。トップ8は10-4のオポネント勝負なのでこれ以上は負けられません。
負けたので気分転換に会場内のちょっと高めの昼飯を取り(チキンフィレ+ポテトで17ドル…)、いざスタンダードラウンドへ。デッキに自信があったこともあり、不思議と負ける気はしませんでした。
・スタンダード
R11 ディミーアミッドレンジ ◯◯
R12 ディミーアミッドレンジ ◯◯
R13 ディミーアデーモン ◯×◯
R14 アゾリウス眼魔 ◯◯
昨日に続き相性の良いマッチアップの連続。
これを全勝してスタンダード6-2、ドラフト4-2でトータル10-4!オポネントが高かったこともあり6位通過でのトップ8となりました!
🎉 Congratulations to the #MTGWorlds Top 8! 🎉
Seth Manfield (@SethManfield)
Quinn Tonole (@GeneralQuinniac)
Marcio Carvalho (@KbolMagic)
Ha Pham
Javier Dominguez (@JavierDmagic)
Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes)
Max Rappaport (@Maxrappaport1)
Kai Budde (@kaibudde) pic.twitter.com/VV57x4Hyd5— PlayMTG (@PlayMTG) October 27, 2024
◎Day3
前日の夜に同部屋の慎也さんに付き合ってもらい、2-3時間程みっちりテストプレイ。相手のハンドリーディングにも大きく関わるため、基本的には僕がMarcioのゴルガリを使ってかなりの対戦数を行った後に、最後に少しだけグルール側を使って終了。
Marcioのゴルガリがかなりグルールを意識して構築しているため不利なのは間違いないものの、ある程度の勝率は見込めるかなという感じでした。サイド後は相性が悪化するので、メインになんとか1勝、できれば2勝したいところ。
QF ゴルガリデーモン ◯×◯××
フルセットで敗北。
勝てたはずのG2を、まさかの計算間違いにより「フルパン→ライフ1残る→返しミシュラで殴られて負け」という今シーズンワーストなミスプレイで落としてしまったのがすべてです。なんて情けない。。。練習に付き合ってくれた慎也さんをはじめ、チームメイトや応援してくれた皆さんへの申し訳なさで一杯でした。
幸運にも該当のゲームは配信には映りませんでしたが、そのうち動画がアップされると思うので気になった人は見てみてください。僕は「はまさんのコンバットドリル」からやり直します。
■終わりに
負け方こそ最悪でしたが、もちろんトップ8という成績自体には大満足しています。
調整チームのメンバーを始め、リミテッドの練習に手伝ってくれたメンバーや、ドラキチ合宿を主催&参加してくれたみんな、また遅い時間ながら応援してくださった皆さんには本当に感謝しています。いつもありがとうございます。
そして冒頭にも書きましたが、今回の好成績により来年3回のプロツアー+世界選手権の権利を獲得しました!
去年の今頃は何の権利もなく、プレミアム予選のために水戸やら高崎やら遠征していたので、その頃から考えると信じられないですね。見方を変えれば、今エリア予選に出てるあなた、これから店舗予選に出るあなたも、1年後にはこうなってるかもしれませんよ!!マジックは夢のある、最高のゲームです。
今年の好成績に奢ることなく、来シーズンもマジックに真摯に向き合っていきたいと思います。次こそは世界選手権優勝するぞ!!!
それでは今回の記事はここまで。また次回の記事でお会いしましょう!