遊戯王 │考察記事│ でぃん【新カード考察:PHANTOM NIGHTMARE】
こんにちは。でぃん(@16dindin)です。
今回は初の試みとして「新カード考察」をお届けします。
直近の最新弾より注目のテーマやカテゴリにスポットを当てて、特徴や相性の良いデッキ等について考察していく記事となります。
初回となる今回は「PHANTOM NIGHTMARE」で登場したカードについてお届けします。
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・新テーマ【粛声】
《粛声の祈り手ロー》
《粛声なる守護者ローガーディアン》
《粛声の竜賢聖サウラヴィス》
《粛声の竜賢姫サフィラ》
《粛声なる祈り》
《粛声なる結界》
《粛声なる威光》
今回のパックからカテゴリ化されたカード群です。
光属性のドラゴン族・戦士族を中心としたテーマで新規の《粛声なる守護者ローガーディアン》や既存の《古聖戴サウラヴィス》《竜姫神サフィラ》を直接名称指定するサポートも存在しています。
儀式テーマは2枚以上のカードを組み合わせて動くケースが多いですが【粛声】は《粛声の祈り手ロー》が1枚初動である点が強力。
また永続魔法の《粛声なる結界》は毎ターンサーチを行えるだけでなく自分の光属性モンスターが対象に取れなくなる効果を持っており、環境の一角である【R-ACE】の妨害に対して高い耐性があります。
今後環境に食い込んでくるであろう要注目テーマだと考えています。
・《嗤う黒山羊》
フィールドと墓地、それぞれで発動できる効果を持つ通常罠です。
フィールドで発動した場合は宣言したモンスターの墓地以外からの特殊召喚を封じる効果で、既存のカードで例えるなら1ターン限りの《禁止令》のような感覚で運用することになります。
また、墓地で発動した場合は宣言したモンスターのフィールドで発動する効果をそのターン中封じます。
どちらの効果もそこそこ強力ですが、わざわざ環境デッキに採用するほどではありません。
このカードが真価を発揮するのは【ラビュリンス】での採用です。
通常罠であることから各種【ラビュリンス】カードの恩恵を受けられることは勿論、《白銀の城の竜飾灯》や《白銀の城の火吹炉》でこのカードをコストにすることで相手の先攻1ターン目の動きに干渉することもできます。
このカードの登場で【ラビュリンス】の後攻時の弱さは更に緩和されたと言えますね。
・《蛇眼の炎燐》
スネークアイの新規モンスターです。
テーマ内の《スネークアイ・エクセル》《スネークアイ・オーク》からそのまま展開に繋がるデザインで汎用カードの《篝火》にも対応している点が強力です。
【スネークアイ】だけでなく《篝火》からサーチしそのまま特殊召喚→《原罪宝-スネークアイ》等をサーチし展開に繋げる流れは様々なデッキで応用できます。
《原罪宝-スネークアイ》のコストを安定して供給できるようになったのは大きいでしょう。
・《賜炎の咎姫》
今回最も注目しているのがこのモンスター。
自身が炎属性モンスターしか出せなくなる永続効果を持ちますが、素材には炎属性を指定していない為比較的出しやすいと思います。
炎属性含むモンスターでリンク召喚し《揚陸群艦アンブロエール》に繋げて墓地へ送ることであらゆるデッキで妨害として運用できます。
この手のカードでは珍しく「使用後も墓地へ送られる」ため、ターンを跨げば繰り返し利用できる点も強力。
汎用的な妨害としても優秀ですが、炎属性のテーマとは特に相性が良いです。
例を挙げると…
・【炎王】
破壊効果が各種【炎王】の効果発動のトリガーとなる。
・【R-ACE】
《R-ACEタービュランス》の特殊召喚成功時に《無限泡影》等の効果無効系カードを発動されても、《賜炎の咎姫》をリンク召喚し《R-ACEタービュランス》を蘇生することでもう一度効果を通しにいけます。
・【転生炎獣】
《転生炎獣ウィーゼル》の効果で相手フィールドに押し付けた【転生炎獣】モンスターをトリガーにして能動的に蘇生効果を使用でき、蘇生後は再度リンク召喚の素材に使用し展開を補強しつつ相手ターンにも妨害として機能させられます。
特に【転生炎獣】は炎属性に関する縛りを課すカードが多く存在しますが、炎属性だけでも強力な展開が行えるようになった点は大きな評価ポイントだと感じました。
・おわりに
今回は「新カードの評価」というテーマでお届けしました。
冒頭で紹介した【粛声】などは既に公認/非公認問わず大会で活躍していますし、《賜炎の咎姫》を始めとしたカード達の今後の動向にも注目していきたいですね。
それではまた。