デュエルマスターズ │ 攻略記事 │ dotto【DMGP9thメタゲーム解説】

~それは、ムートピアたちがCode:1059に対抗するための最後の砦。~

こんにちは、dotto(@22dotton)です。

今回は10/5に行われたGP9thのメタゲームをdotto視点で解説させていただきます!

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■GP前のメタゲーム

「零誕!魔神おこせジョルネード1059!!」の発売以前、環境を席捲していたのは「デッドダムド」でした。

圧倒的な制圧力を持つ「デッドダムド」はユーザーからの人気も相まって各地の大会で結果を残していたのは周知のとおりだと思います。

そんな「デッドダムド」を環境の王座の席から失脚させたのが「零誕!魔神おこせジョルネード1059!!」の発売で新たに生まれたアーキタイプ「シータミッツァイル」です。

事の初めは関西で開かれた2ブロックの第15回地下ラボCS-超天篇-、この「シータミッツァイル」は天才高校生ユーリ選手が作成したものでしたが2ブロック大会用にチューニングされたものが上記の大会で入賞、大会のルールに則りデッキレシピが公開されたのを発端に各地で数を徐々に増やしていきました。

「シータミッツァイル」は環境トップをそれまで走ってきた「デッドダムド」に対して展開からのフィニッシュターンまでの速さと受け札のバリエーションにより有利に立ち回れ、他のデッキに対しては《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚したターンに《単騎連射 マグナム》+《音精 ラフルル》にアクセスできるのが最大のセールスポイントです。

 

当然GP9thではこの「シータミッツァイル」がトップメタとして環境を作り上げていくのが予測されました。

次点で弱体化したわけではないので結果は残し続けている「デッドダムド」、他のデッキに対して速度において優位性を持つ「赤単ミッツァイル」、3ターン目の《”必駆”蛮触礼亞》でほとんどのデッキを消し炭にできる「赤青覇道」と続いていきます。

■GP9thメタゲームの予想

夏に行われた超CSⅢでの「デッドダムド」がGP9thでの「シータミッツァイル」の立ち位置とよく似ています。

しかし、超CSⅢの時と違う点は各グループで秘蔵のデッキが温存されている可能性が高いという点です。

超CSⅢの前はカードプールの追加が乏しく「デッドダムド」以外に環境を動かせる新たなアーキタイプは生まれませんでした。

ですが「零誕!魔神おこせジョルネード1059!!」には歴代でも群を抜く程の強力なカードが大量に収録されていました。

それ故にお金もいっぱい飛んでいきましたが・・・。

だからこそこのパックの力はまだまだこんなものじゃない!
そう予感させてくれるのです。

■TOP128の分布を見て

では実際に予選を通過し、残ったデッキタイプの分布はどうだったのでしょうか?

■赤緑青ミッツァイル:38
■緑青ジョラゴン:13
■赤単ブランド:12
■黒緑青デッドダムド:12
■赤青クラッシュ覇道:6
■緑単tミッツァイルループ:6
■青黒カリヤドネ:4
■メルゲドッカンデイヤー:4
■赤白ミッツァイル:4
■青魔道具:3
■ロマノフワンショット:3
■モルトNEXT:3
■オボロティガウォック:2
■墓地ソース:2
■ドルマゲバロムクエイク:2
■赤青ミッツァイル:1
■緑単tカエルBジャック:1
■白青アルファリオン:1
■青ゼロジョルネード:1
■白黒緑ツインパクト:1
■ズンドコエンジオン:1
■ドラガンザーク:1
■ネロティウス:1
■レッドゾーン:1
■赤青バスター:1
■赤緑ハキリ:1
■ビッグ轟破天:1
■緑ユニバース:1
■白ゼロサヴァーク:1

DMGP9th:決勝ラウンド メタゲームブレイクダウン ミッツァイル躍進、ダムド後退の中で ~見えない敵を討て!~ | デュエル・マスターズ

(引用元:デュエル・マスターズ公式サイト テキストカバレージ DMGP9th:決勝ラウンド メタゲームブレイクダウン ミッツァイル躍進、ダムド後退の中で ~見えない敵を討て!~ より)

大方の予想通り、「シータミッツァイル」が最大母数で予選を通過しています。
1回戦目の予選卓を見て回った際も「シータミッツァイル」は取り分け目立っていたように思えます。

個人的にやや予想外だったのが「ジョラゴン」の存在、確かに「ジョラゴン」は《アイアン・マンハッタン》のおかげで「シータミッツァイル」に対しては楽に立ち回れますが「デッドダムド」や「赤青覇道」に対しては相性が良いとは言えません。

それでも数多く勝ち上がって来られたのは「シータミッツァイル」の母数の多さと予選で多く見かけた様々な《生命と大地と轟破の決断》を使用するコンボデッキに対して優位に立ち回れる部分が大きかったと言えます。

予選通過デッキの中で異彩を放っているのは「緑単tミッツァイルループ:6」、「青黒カリヤドネ:4」、「メルゲドッカンデイヤー:4」の3種類のデッキタイプ。

環境に存在しなかったはずのデッキタイプが複数人上がっているということはグループ単位で持ち込まれている可能性が高いと分布を見ただけで察することができます。
(「青黒カリヤドネ」は私も使って予選を上がっていましたが)

デッキタイプ別で見ると29種類ものデッキタイプがこれほどの大型大会の予選を抜けているのはデュエル・マスターズの通常環境の自由度の高さ・カードプールの広さを表している部分だと思います。

■大会結果を振り返り

優勝:青黒カリヤドネ
準優勝:赤単ミッツァイル
3位:青黒カリヤドネ
4位:メルゲドッカンデイヤー

ベスト8
シータミッツァイル
赤単ミッツァイル
ロマノフワンショット
赤単ミッツァイル

大会結果を見てまず感じることは「赤単ミッツァイル」にかき乱された大会だったということです。

上位のデッキタイプの中で「赤単ミッツァイル」以外で受けがないデッキタイプは4位の「メルゲドッカンデイヤー」のみであり、ベスト8に入り込むまでの間に「赤単ミッツァイル」によってほとんど狩りつくされたと考えられます。

そもそも「赤単ミッツァイル」に対して有利なデッキタイプである「赤青覇道」や「赤白ミッツァイル」のようなデッキタイプが予選をあまり通過しておらず、逆に「赤単ミッツァイル」を割り切っている《生命と大地と轟破の決断》を使用するコンボデッキが総合すると2桁にも及び、そんな秘蔵デッキの影響で「赤単ミッツァイル」が勝ち進みやすいトーナメントになったことが大きく作用しています。

そんな環境の中、「青黒カリヤドネ」は受けのカードが計10枚搭載されており、「赤単ミッツァイル」に対して対抗する手段を持っていることが他のループデッキにはない強みでした。

 

トップメタである「シータミッツァイル」の弱点である《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を無理なく採用できているため有利対面に対しての取りこぼしも少なく、この《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》がライバルデッキ達をついでのように対策できていたのが追い風だったと言えます。

だからこそ大会で勝ち残ることができた。

この大会は「赤単ミッツァイル」vs「青黒カリヤドネ」の大会と言っても過言ではありません。

■総括

突如として現れた4ターンキルを行う所謂アンフェアデッキ達(「ネイチャーループ」、「メルゲドッカンデイヤー」、「青黒カリヤドネ」)、これらはこれからの環境に大きな影響を及ぼすことは間違いありません。

 

「デッドダムド」の登場でやや中速寄りの環境になっていた環境も終わりを告げ、高速化していくことでしょう。

5ターンキルを狙う「ロマノフワンショット」とは比べものにならないくらいに4ターンキルを行う新規のアンフェアデッキ達は強いです。

4ターンキルを行うアンフェアデッキは過去の例を鑑みてもほとんどがデッキ内の何かしらのカードが殿堂入りしていることからもそれがわかると思います。

果たしてこれからの環境がどうなっていくか要チェックです!

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