
シティーリーグレポート|アリス 【5月12日シティリーグ秋葉原】
今回はアリスさんから、準優勝をされたシティリーグ秋葉原についての大会レポートをラッシュメディアにいただきました。
こんにちは。アリス(Naoto.Suzuki)です。
今回は先日参加したシティリーグについて、詳細な対戦内容と当日のメタ分布についての2つの見方でレポートを書いていこうと思います。
対戦開始で相手のスタートポケモンは《カプ・コケコ》。なのでカラマネロの系統が一番可能性が高いかなと思いながらプレイ。
こちらは《ゾロア》や《メタモン◇》をベンチに置いてターンを返します。それに対して相手は《マーイーカ》を二匹しか置けずアタッカーにエネルギーを張れない展開でターンが帰ってきました。なので《ゾロアークGX》で進化前のポケモンを倒していきそのまま勝利。
2戦目《サーナイト&ニンフィアGX》(以降サナニンフ)勝ち6−4
この試合は《サーナイト&ニンフィアGX》を倒すのに二回または三回殴らないと倒せないのと《サーナイト&ニンフィアGX》側に採用されてるカードが《ゾロアークGX》に対して有効なカードが多いので少し不利かなと思ってます。なのであらかじめプランを決めて戦いました。
後行2ターン目に前の《ゾロアークGX》が《こだわりハチマキ》+「ミラクルマジカルGX」の230ダメージで倒されます。前のターンに80ダメージ与えていたので《こだわりハチマキ》+《格闘道場》の「つめできりさく」で110+30+40で倒そうと思うも、《こだわりハチマキ》が引けなかったので後ろの《サーナイト&ニンフィアGX》をよんで150与えます。
その《サーナイト&ニンフィアGX》が《まんたんのくすり》+《タッグスイッチ》と手張りで《ルガルガンGX》に触れてきます。なのでベンチに《ニャース》を置いて《ペルシアンGX》の準備をしながら前に150与えます。返しに前の《ルガルガンGX》が倒されて残りサイドが6−2に。
ここで事前に決めていたプランの「キャットウォーク」から《リセットスタンプ》+《ムサシとコジロウ》で相手のハンドを0にします。そこからは何も引かれなかったので《サーナイト&ニンフィアGX》を二体倒して勝利。
3戦目《ウルトラネクロズマGX》 勝ち(投了)
相手は《ジラーチ》スタートでねがいぼし→《ミステリートレジャー》→《マーイーカ》→《リーリエ》で4枚ドローして《ギラティナ》をベンチに置きエネルギーを貼りエンド。
それに対してこちらは《ゾロア》、《イワンコ》、《アローラベトベター》を並べてエンド。
相手はエネを貼って《カラマネロ》に進化して《シロナ》を使い、ねがいぼしで持ってきた《ミステリートレジャー》をそのまま使い《マーイーカ》を置いてエンド。
こちらはベンチの《カラマネロ》を呼んで《アローラベトベトン》を立てて《ゾロアークGX》で倒します。
ここで相手の方が止まり、エネルギーを貼ってシャドーインパクトで《ゾロアークGX》に110。
その返しに色々して逃げて、別の《ゾロアークGX》で前を倒したタイミングで相手が投了して勝利。
4戦目《サーナイト&ニンフィアGX》 負け0−6
この試合も2戦目と同じように戦おうと決めるも最初の山のチェックで《ムサシとコジロウ》と《リセットスタンプ》1枚がサイドにあることがわかり、頑張って一匹倒してサイドから引けるといいなと思ってました。
しかし試合はというと先行2ターン目に貼られた《無人発電所》が最後まで割れなくて、次々にポケモンを倒されて敗北。
5戦目《ウルトラネクロズマGX》 勝ち(投了)
ここからは負けると決勝トーナメントに残れる可能性が極めて低くなってしまうので気合いを入れ直して挑みました。
こちらの先行で《ゾロア》、《ゾロア》、《メタモン◇》を置いて《メタモン◇》に闘エネを貼ってターンを返します。
相手はバトル場《ジラーチ》で《マーイーカ》に二匹と《ジラーチ》を置いてエンド。
後ろの《マーイーカ》を呼んで《ゾロアークGX》で倒します。
《ギラティナ》と《マーイーカ》二匹が出てきて《ギラティナ》にエネルギーを貼りターンが帰ってきます。
色々しながらベンチの《ゾロアークGX》に《ダブル無色エネルギー》を貼って前の《ジラーチ》を倒します。
相手は《ギラティナ》にエネを貼り二体目の《ギラティナ》に「サイコリチャージ」をして《ゾロアークGX》にシャドーインパクト。
それを《アセロラ》で回収して、《ペルシアンGX》に《ダブル無色エネルギー》を貼り《ゾロアークGX》で《ギラティナ》を倒します。
相手は《ウルトラネクロズマGX》をベンチに置いて《シロナ》。《鋼エネルギー》を引けずシャドーインパクト。
返しに《ルガルガンGX》と《ペルシアンGX》を準備して《ウルトラネクズマGX》を倒せるようにしたところで相手が投了し勝利。
6戦目ヌオーバレット 勝ち6−3
勝てば決勝トーナメントが確定する予選最終戦。
先行を取れるもベンチに《ゾロア》と《メタモン◇》しか置けず、《メタモン◇》に《闘エネルギー》を貼ってエンド。
相手は《ケルディオGX》スタートでベンチに《ウパー》2匹を置いて前の《ケルディオGX》にエネを貼ってエンド。
こちらは《アローラベトベター》を置いて《グズマ》でベンチの《ウパー》を倒します。
返しで《ヌオー》が立ち《アクアパッチ》+おしながす+手張り+《こだわりハチマキ》で「かくごのつるぎGX」で《ゾロアークGX》が倒されます。
《メタモン◇》を《ペルシアンGX》に進化させてキャットウォークから《アローラベトベター》と《こだわりハチマキ》を持ってきて《ダブル無色エネルギー》を貼り「スラッシュバックGX」で倒し、前に《ゾロアークGX》を出します。
ベンチの《ボルケニオン◇》が前に出てきて「サウナボム」で《ゾロアークGX》を倒してベンチ全体に20ダメージが乗ります。
返しに《リセットスタンプ》+《ムサシとコジロウ》で手札を1枚にして《格闘道場》を出し「ふくしゅう」の160ダメージで《ボルケニオン◇》を倒すと相手が止まったためそのまま倒し切り勝利。
予選5−1の同率7位で通過しました!
ベスト16 超バレット 勝ち(投了)
この試合はあまり覚えていないですが相手が《マーイーカ》を置くテンポが良くなかったので、先にサイドを先行してサイド差がひっくり返らない盤面まで持っていったところで投了をもらい勝利。
ベスト8 ヌオーバレット 勝ち6−1
予選最終戦の方と再戦。
今回は相手の立ち上がりが悪く、《リーリエ》3枚ドローの後ベンチに《カプ・コケコ》が出てターンが返ってきます。
こちらは適度にベンチにポケモンを置いてターンを返します。
相手はワンダータッチで《シロナ》を打つもベンチにポケモンを置くことができずエンド。
そのまま返しで前を倒し終始有利を渡すこと無く勝利。
準決勝 ヌオーバレット(TAGバレット)勝ち6−3
この試合は流れしか覚えてないです。
先2《グズマ》で《ウパー》を倒し、5−6。
相手は《ヌオー》を立てて《グズマ》で後ろの《メタモン◇》を倒し5−5。
前の《フリーザー》を倒し4−5。
前の《ゾロアークGX》に《フリーザー》で70ダメージを乗せてきます。それを逃げて新しい《ゾロアークGX》で倒し3−5。
ここで何かに殴られ《ゾロアークGX》に100ぐらい乗ります(忘れました)。
それを《アセロラ》で回収して前を倒し2−5。
ここで《マーシャドー&カイリキーGX》が出てくるも《レインボーエネルギー》を引かれず帰っくる。
《グズマ》で《ヌオー》を倒して1−5。
《レインボーエネルギー》を引かれリベンジで倒され1−3。
ここで相手が《マーシャドー&カイリキーGX》を回復させる手段がなかっためエンドし、前の《マーシャドー&カイリキーGX》を倒し勝利。
決勝 《レシラム&リザードンGX》 2−6負け
最初の山のチェックで《ヤドキング》がサイドに落ちていることを確認。
適度にベンチにポケモンを置いて《メタモン◇》に《闘エネルギー》貼ってエンド。
相手は《ジラーチ》スタートでベンチに《レシラム&リザードンGX》を置き《カキ》。
《ヤドキング》がいないため《メタモン◇》を《ルガルガンGX》に進化をさせて先に《レシラム&リザードンGX》にダメージを入れる。
しかしここで《リーリエ》4枚ドローから《ポケモンいれかえ》→ねがいぼし→《まんたんのくすり》を持ってこられ、さらに《ヒードランGX》が出てきてエネルギーを全てスイッチされてから《レシラム&リザードンGX》に《まんたんのくすり》を使われ、《ヒードランGX》に《こだわりハチマキ》がついて「ヒートボンバーGX」で《ゾロアークGX》が倒されます。
返しの《リーリエ》5枚ドロー+とりひきで《格闘道場》が引ければ前を倒せたものの引けず、「つめできりさく」。
相手は《グズマ》でベンチの《デデンネGX》を倒します。
前の《ヒードランGX》を倒すものの《リセットスタンプ》は打てず、ここで再び《カキ》を打たれます。
返しで《グズマ》で《レシラム&リザードンGX》を呼んで、《リセットスタンプ》を打ち「スラッシュバックGX」を使い《ゾロアークGX》を前に出してエンドするも、逃げてねがいぼしから《グズマ》を引かれて敗北。
という感じで2位でシティリーグを終えました。
ゲーム中の思考やプランについて、参考になれば幸いです。
ここからは当日のメタ分布についてを見ていきたいと思います。
当日のメタ分布について
今回は一人での参加だったためパッと会場を見渡した感じでの判断となってしまいますが、会場のメタ分布は上から順にレシリザ>カラマネロ系統>サナニンフ>ゾロアーク系統という印象を受けました。
そしてベスト16に残ったのは、ゾロアーク系統4、レシリザ3、ヌオーバレット2、レックガノン2、サナニンフ2、ズガドーン1、ピカゼク1、カラマネロ系統1でした。
決勝トーナメントに残ったデッキについては、予選の分母に対してゾロアーク系統が若干多く残っていると感じました。これは相手のデッキに対して臨機応変に戦えたゾロアーク使いの方が多かったのかなと考えます。
また、ヌオーバレットは難しい環境読みの中でレシリザが多くいると踏んでの選択だと感じたので環境を読みきった選択で残ったのかなと思います。
逆に予選で多くいたカラマネロ系統のデッキは一人しか残らなかったことについては、ゾロアークに対して序盤の展開が悪くて押し切られて負けたり、サナニンフに弱点を突かれて負けて行ったということが予想されます。
環境にいるGXポケモンを一撃で倒せる打点があり非GXに対してもボルケニオンで応戦できるとGX、非GXどちらに対してもしっかり戦う手段がある。
使用者が多いと考えられレシリザをメタったデッキと複数回当たる可能性もある
TAGチームを一撃で倒すことでき非GXに対しても《ギラティナ》で対応することができる。ジラサンや《ゾロアークGX》のようなベンチを呼ぶカードがたくさんあると《カラマネロ》を倒されてしまい終盤に《リセットスタンプ》を打たれた際に盤面で勝ちが作れないで不利がついてしまう。《レシラム&リザードンGX》には比較的有利なため相対的に数は多そうな位置。
・ジラーチサンダー
1進化がメインだったりシステムとするデッキに対して強いデッキ。高いHPを持つポケモンがメインのデッキだったり《アローラベトベター》が採用されてるデッキが苦手のため若干向かい風ではある。
優勝したレシラム&リザードンGXについて
こういったメタゲームの中で今回の優勝は《レシラム&リザードンGX》でした。
なぜ《レシラム&リザードンGX》が優勝したのか、何個か理由はあると思いますが一番は「環境で一番強いデッキだから」これに尽きるでしょう。
京都大会で優勝し、スカイレジェンド発売後のシティリ—グでも上位にいて、レシリザ以外のデッキで大会に出るならこれに負けてはいけないという認識のもとデッキを選ばせるぐらいのパワーがあります。(なら使えよって話ですが…w)また、デッキパワーが高いため多少の対策に対しても真っ向から勝負して勝ったり相手がうまく機能させることができず押し切るなどがあったのかなと思います。実際私は対策として採用した《ヤドキング》がサイドに落ちて思うような試合展開ができずに負けました。
さらには、炎ポケモンをサポートする《カキ》や《溶接工》といったエネルギーを複数枚つけることができるカードがあります。そのためエネルギーコストが重い強力な技を早い段階から使えるというのがGXやTAGチームの多い環境にマッチしたのかなと思います。《レシラム&リザードンGX》が予選での最大勢力であったこともうなずけます。